YouTubeの広告を活用することで、自社商品やサービスの認知に繋げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
「YouTubeに広告を出したいけれど広告費用が気になる」
「インプレッション(広告の再生回数)で費用が決まる広告はどれ?」
とお悩みの方に向けて、広告を出すメリットや広告の種類、課金条件、インプレッション単価の目安について詳しくご紹介します。
目次
YouTubeに広告を出すさまざまなメリット
YouTubeは世界中で幅広い世代のユーザーが利用している動画投稿プラットフォームです。
10〜40代のユーザーが多いので、売り込みたい商品やサービスに合わせたターゲット選定がしやすいです。特に10〜20代の若い世代はテレビを視聴することが少なく、自分の見たい動画のみ視聴することが多いです。
そのため若い世代をターゲットにしている場合はインプレッションが増えるので、YouTubeの広告を活用するメリットが十分にあるといえます。
また、文章や写真だけの広告よりも動画の広告の方が情報量は多いです。たとえ数秒でもユーザーが商品の使用感やサービスの良さをイメージしやすくなり、インプレッションが上がるのは大きなメリットです。
そしてYouTubeではさまざまなデータを見て効果を検証することができます。再生回数や再生時間だけでなく、リンククリック率やインプレッションなどのデータ測定をすることができ、次の広告運用に生かすことが可能です。費用面で見ても、インプレッションやクリック数で決まり、単価も少額です。「この回数は確実に視聴してもらえた」と考えるとコスパの良い広告の出し方といえるでしょう。
YouTubeに広告を出すためにやること
YouTubeに広告を出すために、広告用の動画を作成、入稿し配信して運用します。
広告を出すための広告費だけではなく、動画作成に費用がかかることも考えられます。
動画を自社で作成する場合は人件費や撮影、編集作業に時間がかかります。動画制作会社やSNS運用代行会社に外注する場合は、作成したい動画の内容や作業内容によりますが、5〜20万円ほど費用がかかることが多いです。
まずは予算内でターゲットに合わせたインパクトのある、インプレッションが多くなりそうな動画を作成しましょう。
YouTube広告の種類
YouTubeの広告は6種類あり、入札戦略(課金条件)が異なります。
入札戦略は3パターンあり、「広告視聴単価(CPV)」は広告が30秒間視聴されたり広告がクリックされると1回とカウントされるものです。30秒に満たない動画の場合は最後まで視聴されることで1回となります。単価の相場は1回につき2〜30円です。
「インプレッション単価(CPM)」は動画の再生時間は関係なく、広告が表示された回数でカウントされます。1000回表示されると300〜800円ほど費用がかかります。
「クリック単価(CPC)」はユーザーが広告をクリックすることで費用が発生します。
広告ごとに解説していきます。
1.マストヘッド広告
YouTubeの広告で一番目立つ広告であるマストヘッド広告は、1日数百万円ほどの費用がかかることがあります。ホーム画面の一番上に大きく表示される広告で、多くのユーザーにアプローチすることができます。Googleの営業担当から予約をし、利用することができます。インプレッション単価で、国別の配信指定をすることができますが、細かくターゲットを絞ることはできません。
2.バンパー広告
動画の前後や再生中に流れるスキップができない6秒の広告で、短時間のためユーザーはストレスを感じにくい広告です。短い動画でもターゲットに刺さる広告動画であれば、バンパー広告がおすすめです。インプレッション単価で、1000回再生につき400〜600円ほどの費用がかかります。
3.インフィード動画広告(旧:TrueViewディスカバリー広告)
YouTubeのおすすめ動画や検索結果に表示される広告です。広告の内容と関連した動画を視聴しているときに目に入るので、ターゲットに興味を持ってもらうことができます。広告視聴単価で、ユーザーが広告をクリックして動画を視聴した場合にカウントされます。1回につき10〜20円の費用がかかります。
4.スキップ可能なインストリーム広告
動画の前後や再生中に表示される広告です。広告動画が再生されてから5秒経過するとスキップすることができます。興味のないユーザーはすぐスキップすることができ、スキップされた場合はカウントされません。30秒以上視聴することでカウントされるので、ある程度広告費用を節約することができます。ただし広告の内容を見ずにスキップするユーザーも多いです。5秒間になるべくインパクトのある編集をしたり、ターゲットに30秒見続けてもらえるような動画を作成することが重要です。広告視聴単価で1回につき2〜25円の費用がかかります。
5.スキップ不可のインストリーム広告
こちらも動画の前後や再生中に表示される広告です。スキップすることができず、15〜30秒の広告動画を視聴する必要があります。ユーザーがストレスを感じることも考えられますが、「最後まで見てほしい」という場合には効果的な広告です。
インプレッション単価で、1000回表示されると400〜600円の費用がかかります。
6.アウトストリーム広告
YouTube内の広告ではなく、Webサイトで表示できる広告です。普段YouTubeを視聴しないユーザーにもアプローチしたい場合や、多くの人に視聴してほしい場合はアウトストリーム広告が有効です。
インプレッション単価で2秒以上再生されるとカウントされます。1000回につき400〜600円の費用がかかります。
YouTube広告費用は入札で決まる
YouTubeの広告は基本的に掲載枠を定めておらず、表示される機会が発生するとオークションが始まります。
広告主はあらかじめ入札単価の上限を決めておき、入札単価や動画の質などで評価をされます。
最終的に一番評価の高い広告が掲載枠を落札することができます。入札額は毎回変動します。
人気のジャンルは落札額が高くなるので入札単価を高めに設定すると落札しやすいですが、インプレッションも上がり広告費用も高くなります。予算にあわせた入札単価を設定しましょう。
YouTubeに広告を出す費用
YouTubeの広告を出す費用はインプレッションやクリック数によって変動します。
初めて広告を出すという人は、1日につき1000〜5000円を予算の目安にすることをGoogleが推奨しています。
広告費を抑えたいということは、インプレッションも下がるということです。インプレッションが少ないと、高い効果は見込めないでしょう。
予算に限りがある場合は目標のインプレッションや単価、再生回数、クリック率などから逆算して予算設定をすることも重要です。
まとめ
いかがでしたか?
YouTubeの広告を上手に活用することで、自社商品やサービスをターゲットに認知してもらう機会となります。
人気のジャンルであればインプレッションを上げるためにターゲットの選定や、掲載枠獲得のための入札単価の設定も重要です。
SNS運用代行会社に外注する場合はリンククリック率やインプレッションなど、さまざまなデータを見て運用してもらえるので、予算に余裕がある場合はプロに頼るのも一つの手段です。
「YouTubeに広告を出すってなんだか難しそう」「入札単価の設定や運用方法がよくわからない」とお困りの場合は一度ムービスにご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。