TikTok運用で月100件のお問い合わせ、月売上200万

今回は、TikTok運用で月100件のお問い合わせを実現された大阪福祉援護会様にインタビューさせていただきました。

大阪福祉援護会

生活に困窮する方から中小企業経営者まで、福祉とビジネスの課題をワンストップでサポートする大阪市中央区の行政書士・福祉支援団体

TikTok運用を始めた背景について

Q1.どのような業種・事業をされていますか?

A.行政書士事務所と社団法人で障害福祉の施設の運営、それから生活保護を受けられる方などのサポートをしたり、お家探しで困っていらっしゃる方の居住支援を行っています。

Q2.TikTokを始めたきっかけは何ですか?

A.連携事業者さんと事業施設の運営をやってる時に、どうやって集客していくかというテーマがずっとついて回るんですけれど、打ち合わせの中でSNSを活用していきながら集客力を上げていったらいいじゃないかという提案をいただいて、背中を押されて始めました。

Q3. TikTokを始める前に考えていた解決したい課題は何でしたか?

A.複数の施設を運営しているので、その利用者さんをどうやって集めていくのかです。

それからやっぱり「生活保護の申請といった支援を行っている団体がある」、ということ自体をなかなか世の中に広められていなかったので、どうやって自分たちの存在をアピールすればいいのかなというのが、一番大きな課題でしたね 。

運用開始、反響の方は?

Q4.TikTok運用を始めて、どのような反響がありましたか?

A.おかげさまで、ホームページの問い合わせの件数がぐっと上がりました。

様々な方達の支援に繋がっていったのかな、と思いますね。

Q5.具体的には、月にどれくらい問い合わせがありますか?

A.問い合わせだけの件数でいうと、ほぼ毎日3件から5件。土曜・日曜も含めて、ほぼ毎日のように来ています。月間でいくと100件近くはあると思います。

実際の支援に繋がる件数でいうと、月に5件から10件はあるんじゃないかなと思います。

Q6.金額ベースでいくと、月に売上がどれぐらい上がっていますか?

A.直接利用者さんからお金をいただくことがないので、金額にしていくらというわけではないですけれど…事業自体を考えると月に10人の方を計算すると、およそ200万円ぐらいになりますね。

Q7.TikTok運用を始めて1年近くになると思いますが、運用を開始されて何ヶ月後くらいから現在の状況になりましたか?

A.問い合わせのペースが多くなってきたのは、2ヶ月から3ヶ月後ぐらいからだと思いますね。

就労支援施設での集客が成功するには

Q8.就労支援施設を運営されてる方々は他にもたくさんいらっしゃると思うのですが、その中でも抜きんでて集客ができているポイントは何ですか?

A.就労支援施設は作業や教育プログラムの提供があるので、障がい者の方であったり利用者さんの特性に合わせていくというか。利用者さんを施設のスタイルに合わせる形、というものが多いのですが、うちはその逆です。

あとはやっぱり、単に「施設を利用してください」というだけではなく、その背景に生活の部分の支援等も含まれてくるので、サポートとしては非常に手厚いんじゃないかなと思います 。

社内の反応は?

Q9.社内でのTikTokの撮影に対する反応はいかがですか?

A.皆さん少し照れ屋さんなので「ちょっと出てよ」という話になると、恥ずかしがっているというかそういうのはありますね。

Q10.それでも皆さん、協力的に出演していただいていますよね?

A.そうですね!

「芸人がSNSの運用をサポートする」ということについて

弊社は「芸人がSNSの運用をサポートする」というサービスを提供させていただいていますが、それに対して最初はどういった印象でしたか?

A.意外でしたね。芸人さんが制作やブランディングをやるということが、なかなか結びつかなかったのでどんな感じになるのかな…とは思っていたんですが、色々サポートしてくださっているので、非常にやりやすいと思います 。

「芸人がSNSの運用をサポートする」とお伝えすると、どうしてもおもしろい動画しかとれないんじゃないか?といった印象をいただくことがあるのですが…。

御社のアカウントに関してはそうではなく、真面目でシリアス寄りなものが多いと思います。その点、弊害などありますか?

A.ないですね。確かに芸人さんがやっているのは間違いないんですけれども、我々クライアントが作りたいもの、出したいものっていうのを非常によく汲み取ってくださっています。テーマを提供していただいたりする部分でも非常によく勉強してくださっていますし、打ち合わせもスムーズに行っています。逆に「芸人さんだから」というバイアスがかからずにさせてもらってるところがあると思います。

「理解していただくため」の撮影のコツ

Q13.最初は先生が一人語り風の動画を撮られていましたが、今はサービスやどのように接しているか、具体的にどのように行動してるかという部分を映し出してると思います。この戦略はいかがですか?

A.当初の内容よりも今の方が少しずつなんですけど、我々の活動をよく理解していただけるような内容に近づいていっているのかなというふうに思いますね。

Q14.撮影時に大切にしていることはありますか?

A.そうですね…やっぱりこういうお仕事をしているので、偏った意見を出さないように、なるべく中立な考え方を発信しようと思っています。YouTubeなんかでも、自分の主観に基づいて話をされる方もたくさんいらっしゃるんですけど、やっぱり情報を発信する側の責任として、なるべく自分の感情的なものは出さないように気をつけています。 

今後の活用について

Q15.運用を始めて1年くらいで事務所も2回拡大され事業も順調だと思うのですが、今後TikTokを活用してやりたいこと・展望などありますか?

A.今は福祉の部分で、生活保護の方たちのサポートというところが一番大きな目的にはなっているんですけれども…。今後事業展開していく上で一面だけではなく、複合的に他にもサポートできるような内容や、世代を超えて我々ができるようなこと、それぞれのテーマにTikTokを活用しながら情報発信できたらいいなというふうに思っています。

生活保護のミカタ さかもと先生