YouTubeの再生リストというシステムをご存知でしょうか?
「言葉は聞いた事があるけど、使った事はない」という方や、「視聴者としては使った事があるけど、配信者としては使った事がない」という方も多いと思います。
実は、再生リストを作る事は簡単で、利用している人も多くいるのですが、使いこなせている人はすごく少ないのです。
あまり注目されていないシステムですが、使いこなす事が出来れば、より多くの人に動画を見てもらえて、知名度向上にも繋がる便利な機能となっていますので、是非ご自身のYouTube運用に役立てていただきたいと思います。
そこで今回はYouTube再生リスト機能について詳しく説明していきます。
目次
YouTubeの再生リストってどんなシステム?
YouTube再生リストについて簡潔に説明すると、視聴者の方々に見ていただきたい動画を配信者側の方で抜粋して、まとめる事が出来るというシステムです。
再生リストというと、視聴者側が主に使うもので、配信者側にはあまり使う機会のないものだと思われるかもしれません。パッと浮かぶ印象的には、再生リストは動画を見る側の方たちが自分のお気に入りをまとめておくところ!という感じがしますが、実は自分のチャンネルを持っている配信者側、つまり再生回数を増やしたい!チャンネルの登録者数を増やしたい!というチャンネル運営者側にとっても、すごく使う意味のある利点の多いシステムとなっているのです。
YouTube再生リストを作る利点
このYouTube再生リストは、視聴する側と、配信する側共に利点があります。
では実際にYouTube再生リストの機能を使うと良い理由を3つご紹介します。
1.動画視聴回数、チャンネル登録者数が伸びる
本来は、視聴者が動画を見終わった後、こちらから次に見る動画を指定したり、関連動画を操作する事は出来ませんよね。
しかし、再生リストの中に入っている動画は別です。視聴者の方が再生リスト内の動画を見てくれた場合、チャンネル運用者側で次に再生する動画を設定出来るので、こちら側の好きな順番で動画を見せる事が可能となります。
つまり、1つ動画を見てもらえれば、次に再生する動画をこちら側で操作する事が出来るという事です。
これは、視聴者が自分のYouTubeチャンネルから離脱することを最小限におさえる事が可能となります。
また、再生リスト内の動画は、1つ動画を見終えると、自動的に次の動画が開始されるようになっています。
視聴者は動画視聴後、次に見る動画を自分で選択しなくても自動的につぎの動画が再生される事によって、自然にそのまま見続けるという現象が起こり易くなり、再生リスト全体での視聴回数アップに繋がります。
さらに、関連動画の部分に再生リストが表示される事で、視聴者に他の動画をアピールしやすくなります。興味関心を引き易くなるので、その結果チャンネル登録をしてもらい易くなるのです。
2.見たい動画を見つけやすい
YouTubeチャンネルの動画一覧では、人気順もしくは投稿日順にしか表示出来ず、さまざまなカテゴリーの動画が一覧で出てくるため、視聴者は自分の興味のある動画を見つける事が難しくなります。
しかし、配信者側が再生リストを作って、動画をカテゴリーごとにわける事で、視聴者は自分の興味のある動画を探し易くなるだけではなく、見たい動画を選ぶ手間や探す手間を省く事も可能となります。
3.キーワードが検索結果に出現しやすくなる
YouTube再生リストのタイトルと概要欄、この2つに狙ったキーワードを入力する事で、検索結果に出て来易くなります。
さらにSEOを意識したキーワードを入力する事が出来れば、検索結果の上位に出てくる可能性が高まり、再生リスト全体での再生回数の増加に繋がります。
ここでポイントとなってくる点は、ただ狙いたいキーワードを入力するだけでなく、視聴者の興味を引くワードを選んだり、再生リストの中にどんな動画が入っているのか一目で分かるような表現をしたり、視聴者が動画を見て得られる情報などを書き加える事です。
タイトルや概要欄の書き方を少し工夫する事で見てもらえる確率が上がります。
また、キーワードを意識して再生リストを作る事で、自分の動画が関連動画に出て来易くなります。これは他のチャンネルからの流入が期待出来るので新たな視聴者獲得に繋がる可能性があります。
YouTube再生リストをつくる方法とポイント
YouTube動画を投稿している人にとって、1つの動画から他の関連動画を見てもらえるか、見てもらえないかは大きな違いだと思います。
単発の視聴で終わらずに、自身のYouTubeチャンネル内にある他の動画に誘導するためにも、再生リストは正しく作りましょう。
せっかく動画を見てもらえても、他に関心のある動画を見つけてもらえず、他のチャンネル動画へと流れてしまっては勿体ないので、このような事態を防ぐためにも、YouTube再生リストを正しく作り、活用する事が重要となります。
YouTube再生リストのつくり方
1.YouTube Studeio から再生リストのページを開く
2.「新しい再生リスト」から、必要事項を入力して「作成」を押す
3.「あなたのYouTube動画」から追加したい動画を選ぶ
4.「動画を追加」を押して、作った再生リストに動画を追加していく
操作としてはすごく簡単で、これが誰でも無料で出来るので、是非チャレンジしていただきたいです。
YouTube再生リストを作る時の2つのポイント
まず、再生リストを作る時に、動画の並びがポイントです。少し工夫して、ただカテゴリーごとに動画をわけていくのではなく、視聴者に見続けてもらえるようにするには?という視点で考えてみると良いと思います。
例えば、興味・関心を引き易い動画を前に持ってくるなどして途中離脱を防ぐのもひとつの手段です。
評価の高い動画や、力を入れた動画、最新動画などを前に持ってくるなどの方法も良いと思います。
特にシリーズものなどを再生リストにまとめる場合は、どの動画から始まって、次にどの動画が再生されるかが重要になります。
再生リスト内の動画は、ドラッグ&ドロップで移動出来るので、視聴者の人に見てもらいたい順番になるよう並べ替えましょう。
次に、公式シリーズ機能を忘れずに設定して下さい。公式シリーズは、再生リストごとに設定が出来ます。
設定方法は、「再生リストの設定」から「この再生リストを公式シリーズとして設定」を選ぶだけですのですごく簡単です。
シリーズリスト内の動画は視聴後に「次の動画」として出て来易くなったり、おすすめ動画として取り上げられ易くなるという利点があるので、視聴者に自分の動画を見てもらい易くなる事と、再生回数を伸ばす事が出来るのでおすすめです。
この設定をしていないと、関連動画の欄に自分以外のチャンネル動画が出て来てしまう恐れがありますので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
YouTube再生リストについての知識は得られましたか?
投稿したYouTubeの動画を再生リストにまとめる事で、視聴者が自身のYouTubeチャンネルから離脱することなく、続けて自身のチャンネル内の関係動画を見てくれる率が上がります。
この流れを作る事が出来ると、配信者にとってもすごく嬉しいですよね。
YouTubeの再生リストを上手く使う事によって、視聴時間を伸ばす事、チャンネル全体の再生回数を増加させる事が期待でき、自身の動画を見てもらいやすい環境を自ら作ることが出来るので、ぜひ利用していただきたい機能です。
公式シリーズ機能を利用する事で、「次の動画」や「おすすめ」にあがって来易くなるので、こちらは忘れずに設定しておいてくださいね。
これをきっかけに、ぜひYouTube再生リストを作っていただき、今後のYouTube運用に上手く利用していただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。