インターネットを通じてコミュニケーションを取ることが出来るSNS。
スマートフォンの誕生から、急速にSNS市場は拡大し、今やSNSは情報発信に欠かすことの出来ないものですよね。
そのSNSも画像が主流だった時代から動画が主流となり、現代ではその動画市場の拡大とともに、ライブ配信市場も拡大傾向にあります。
中でも多くの動画クリエイターが利用しているTikTok。動画クリエイターたちは日頃の動画投稿の延長線上でTikTokでのライブ配信を楽しんでいます。
このライブ配信機能に2021年、投げ銭機能が追加されました。
投げ銭機能はTikTokのみならず他のライブ配信サービスでもよく見る機能なのですが、今回は今すでに注目を浴びているTikTokの投げ銭機能について解説していきます。
TikTokにもマネタイズ機能として導入されている投げ銭機能、こちらの投げ銭機能についてみなさんはどこまで知っていますか?
投げ銭という単語を聞いたことはあるが、実際に活用したことはないという方も多くいらっしゃるかと思います。TikTokを日常的に利用している人の中にも投げ銭という機能が備わっていることは知っているが、具体的にどんなものなのかよく分かっていないという方も少なくありません。
今回の記事は、TikTokの投げ銭について、投げ銭って何?というところから、実際にどうマネタイズするのか、収益化はできるのかについて解説していきます。
TikTokを活用し、収益を得たい方はもちろん、より配信者を身近で応援したい、コミュニケーションをもっと取りたい!という方は必見の内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
TikTokの投げ銭機能とは?
2021年3月に日本のTikTokで初のマネタイズ機能として登場したのが投げ銭機能です。
投げ銭機能の正式名称はギフティング機能といいます。
元々「投げ銭」は、路上ライブや大道芸、演奏をする人に対して楽しませてもらったことへのお礼や、パフォーマーへの応援の気持ちを伝える手段の1つとしてお金を投げ入れるというものでした。
現代では、インターネットも普及し、投げ銭の形態も変化しました。
現代の投げ銭とは、ライブ配信をしている配信者に対して、視聴している側がギフトを投げて、配信者を応援するというオンライン上で行われているこの仕組みのことを指します。
具体的に説明すると、投げ銭(ギフト)を購入するためのバーチャルコインは、100円で65コイン、500円で330コイン、2000円で1321コイン、5000円で3303コイン、10000円で6607コインとそれぞれ価格が上がるごとにコインが少しづつ安くなっていきます。
このコインを使ってギフトを購入し、応援している配信者さんへ投げ銭(ギフト)を投げるというシステムです。
配信者側は投げ銭をしてもらって手に入れたギフトのコイン分が蓄積されていきます。この蓄積されたコインはダイヤモンドへと自動的に変換されます。そしてこのダイヤモンドがTikTok上のお財布に保管され、換金申請を行うとPayPalを経由し現金化することが可能になります。
TikTokの投げ銭は誰でも行えるのか?
TikTokの投げ銭機能を活用できる人は限られています。
TikTokのライブ配信を視聴することは20歳未満でも可能ですが、TikTok上で投げ銭(ギフト)を送る場合は20歳以上、投げ銭(ギフト)を受け取る場合は18歳以上という年齢制限があります。
親のクレジットカードを利用して、投げ銭を行い、その金額が膨大になったというトラブルも起こっているようなので、20歳未満の方が配信者を応援したい場合は、投げ銭という機能を使って応援するのではなく、コメント等で応援しましょう。
コメントでも十分応援していることは伝わりますし、コメントを受け取った配信者側のエネルギーになるのでルールは守って利用してくださいね。
TikTok上で投げ銭をする方法とメリット
TikTokで投げ銭機能を活用する場合、まずTikTok上で使用できるバーチャルコインをアップルストアやグーグルストア上で決済して購入する必要があります。そしてこのバーチャルコインを使用してギフトを購入します。
このギフトを配信者へギフティング(投げ銭)するというのが流れです。
ではこの投げ銭機能ですが、そんなの勿体ない!や、若者たちの間で投げ銭が行われていることが理解できない、どんなメリットがあるのか、などと思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
投げ銭は配信者側にも、視聴者側にも、またTikTok側にもそれぞれメリットがありWIN-WIN-WNの関係が成り立つものですので、それぞれどんなメリットがあるのかについて解説します。
まず、配信者側には投げ銭の一部が収入になるというメリットがあります。
こちらは現金化することが可能なので、配信者にとっては嬉しいメリットですよね。
TikTokの投げ銭の還元率は30~50%とそんなに高くはありませんが、TikTokユーザーは多いので、フォロワーを増やし、ファン化させることが出来れば、収入はグッとアップします。
次に視聴者側ですが、一見お金を使って投げ銭(ギフト)をするのでマイナスにしかなっていないように見えますが、視聴者側はお金ではない部分のメリットがあります。
そのメリットは、投げ銭(ギフト)することによって配信者とコミュニケーションを取ることが可能になるということです。配信者側からは投げ銭(ギフト)してくれた人が誰かということが分かりますので、配信の中で声を掛けてくれたり、お礼を言ってくれたり、名前を呼んでくれることがあります。応援している人、好きな人と繋がりを持ちたいと考える人にとっては、認知して貰えることや繋がりを実感できることはメリットだと言えます。相手に自分の声が届いた、覚えて貰えた、となればファンからしたらとても嬉しいですよね。
最後にTikTok側のメリットですが、ライブ配信が投げ銭機能によって盛り上がることもメリットですし、配信する場を提供しているため、投げ銭の一部は手数料としてTikTok側に入ります。そのため、投げ銭がたくさん飛び交えば飛び交うほどTikTok側にもメリットがあるのです。
投げ銭たくさん貰うには
TikTokの投げ銭はライブ配信内で飛び交うので、ライブ配信を面白くする必要があります。
視聴者はリアルタイムで配信者とのコミュニケーションを楽しむため、ライブ配信の雰囲気を楽しむために遊びに来ているので、一方的に話をするのではなく、是非視聴者の方たちを巻き込んで一緒に楽しめるような工夫をしてみてください。
投げ銭(ギフト)の今後
TikTokは今や若者が楽しむだけでなく、企業がマーケティングの一環として活用しているケースも少なくありません。
今後も企業はさらにSNSを活用していくのではないかと言われており、配信者と視聴者がより近い距離で、リアルタイムでコミュニケーションを取ることが可能なライブ配信にも注目は集まっています。ライブ配信で商品紹介をしたり販売をするという機能も増えていくかもしれませんね。
また投げ銭機能については、今は好きな配信者や応援している配信者への投げ銭ですが、今後はもしかしたら株の購入や投資だけでなく、投げ銭という形でも企業を応援する文化ができあがるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
TikTokの投げ銭機能についてまるっとまとめましたが理解は深まりましたか?
まだ投げ銭機能が追加されてから2年程しか経っておらず、今後もっと進化していくのではないかと思います。
収入源のひとつとしてTikTokの投げ銭に興味のある方や、推しの配信者がいる方は是非この機会にライブ配信をして投げ銭を受け取ったり、ライブ配信を視聴して投げ銭をしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。