TikTokへ動画を投稿しているけれど、「なかなか動画が思うように伸びない」「もっと再生回数を上げたい」と思う方は少なくありません。
数打てばいつかバズるだろう、いつか伸びるだろうと思って投稿し続けている方もいるかもしれませんが、それだけでは実はTikTokアカウントは伸びないのです。
数多く動画を投稿することも大切ですが、ただ闇雲に投稿し続けるのではなく、なぜ伸びないのか、どこをどう改善したら伸びるのか、こういったTikTokを分析しながら投稿していくことが重要だということをご存じでしたか?
今回は、TikTokを伸ばしている人が必ず理解しているTikTok分析の基本について解説していきます。
TikTok分析の基本を理解し、分析方法をマスターすることによって動画の再生回数を伸ばすにはどうしたら良いか、TikTokアカウントのフォロワー数と投稿内容に関係があるのか、また自社製品を販売したい方はTikTokへの投稿が販売にどう影響するのか、こういったことまで見えてくるようになるので、是非最後まで読んでいただき、TikTok分析について基本的な知識をインプットしていただければと思います。
TikTokのアルゴリズムについて
TikTok分析をするためには、まずTikTokのアルゴリズムについて理解しておくことが重要です。TikTokのアルゴリズムを簡単に説明すると、TikTokがどういう法則を基に動いているのか、動画が拡散される仕組みのことを指しています。どのような仕組みで動画が拡散されているのか、どのような項目が重要視されて動画が評価されるのかということです。
たとえばですが、どの動画をオススメ表示させるのか、どの動画を拡散させるのか、こういったことをすべて決めているのがTikTokのアルゴリズムです。
つまり、TikTokを伸ばすためにはこのアルゴリズムを理解し、アルゴリズムに基づいた運用をしていくことが重要なのです。
TikTokは他のSNSの媒体とは少し異なるアルゴリズムとなっています。
YouTubeやInstagramのようなSNSは、ある程度の投稿数やフォロワー数が重要で、アカウント開設後すぐにおすすめ欄や発見欄に表示されることはほぼありません。しかしTikTokのアルゴリズムにはフォロワー数の多さや今までの投稿は一切関係なく、アカウント開設して間もない方でも動画がバズらせることが可能なアルゴリズムとなっています。
TikTokにはバズるために重要な指標項目が9つあります。その中でも最も重要な指標項目が、視聴維持率とフル視聴率です。
つまり、フォロワー数や動画の再生回数を増やしてアカウントを育てていくよりも、TikTokで動画をバズらせるためには動画の質が重要なのです。
まずきちんとアルゴリズムを理解すること、その上で分析をして、改善をし続けていくことがTikTokを伸ばすための一番の近道です。
TikTok分析の基本
TikTokの分析をする際には、まずインサイトの分析をします。
インサイトは2種類あります。自身のアカウントのものと動画のものです。
アカウントのインサイト分析では、フォロワー数の推移や男女比率、今現在伸びている動画がどれかや、特定期間(7日間、28日間、60日間)でのエンゲージメントやいいね数の確認ができます。
動画が伸びなくなった時に、アカウント分析をして、自身の動画がどういった人に見られているのか、どういった人が自分の動画に興味を持ってくれているのかを確認してみてください。
自身が想定していた層と全然違う層に視聴されているのであれば、現在の視聴者層に合わせた動画作成を検討していくなり改善していくと良いので、どういった層に指示されているかは伸び悩んだ時に分析し、確認していくことをおすすめします。
動画のインサイトは動画を投稿したら毎度確認し、分析することをおすすめします。
動画が伸びていても伸びていなくても動画投稿から24時間後に必ず確認する習慣にしましょう。TikTokを伸ばしている人は必ずこれを行っています。
見るべき項目は平均視聴時間とフル視聴率です。
動画の尺に対してどれだけ視聴されたかの割合を視聴維持率と言い、平均視聴時間÷動画の尺の長さで計算することができます。この視聴維持率が5〜6割程度取れているか、フル視聴率が30%を越えているかを目安にバズりやすい動画かどうかを判断していきます。
高い視聴維持率をどうしたら出せるのか、どのような動画だと高いフル視聴率を出せるのか、ここの部分を考えながら1つ1つの動画を分析してみてください。
動画の分析をする際のポイントは、再生回数が伸びた動画と伸びなかった動画の違いに注目し、間違い探しをするような感覚で、1つ1つ違いを見つけていくことや、伸びた動画に共通している点や伸びなかった動画に共通している点を見つけていくことです。
動画にテロップがあった方が良いのか、ない方が良いのか、投稿時間はどうか、機械音声なのか地声なのか、こういったことを1つ1つ分析することによって、どんな動画に興味を示してくれているか、視聴者の好みが分かります。
TikTok分析に使えるおすすめツール
TikTokを分析するために活用できるツールがありますのでご紹介します。
TikTok Analytics
まず、一番王道の「TikTok Analytics」についてご紹介します。
こちらはTikTokが提供している分析ツールで、ビジネスアカウントを持っている方は全員無料で使用することができます。TikTokのアカウントについての分析、投稿したコンテンツ動画についての分析、フォロワーについての分析が可能です。
動画ごとに細かく分析することも可能なので、総視聴時間や平均視聴時間を確認し、どのコンテンツが視聴者に評判が良かったのか、逆にどのコンテンツが視聴されなかったのかを分析し、次回以降どう改善していくべきかを考えるためのデータとしても活用できます。
フォロワーも、100人を超えると、性別や地域等も確認できるようになるため、自身のアカウントのフォロワーを分析してコンテンツ作成に活かすこともできるのでおすすめです。
Tofu Analytics
こちらの分析ツールは、TikTokのみではなく、他のSNS媒体の分析をする際にも活用できるツールで、特徴はインフルエンサーの分析ができるという点です。
独自の分析技術を活用して、自社に合ったインフルエンサーを特定してくれるので、何か自社製品をPRする際にインフルエンサーを起用したい時にはオススメの分析ツールです。
インフルエンサーの選定は、自身で行うととても時間と労力がかかるというだけでなく、高度な分析力が必要となります。しかしこの分析ツールを活用すると効率よくインフルエンサーをキャスティングできるだけでなく、きちんと自社に合ったインフルエンサーを選定してくれるのです。ただのフォロワー数でキャスティングするのではなく、その方の拡散力やフォロワーからの指示率、また自社との相性も加味して選定してくれるので、インフルエンサーマーケティングに興味のある方にとってはとても便利な分析ツールの1つです。
exolyt
こちらは自身のTikTokアカウントだけでなく、他の人のTikTokアカウントまで分析できるので、競合アカウントを分析したい時にオススメの分析ツールです。
無料で利用でき、競合アカウントと自身のアカウントの比較をする際に大変便利ですので、競合アカウントの動画の更新頻度やコンテンツ内容、視聴者からの反応を分析し、自身のTikTokアカウント運用に参考にする際には是非活用してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
TikTok分析の基本については理解できましたでしょうか。
TikTokのアカウントを伸ばすためにはアルゴリズムの理解と分析、改善の繰り返しが必要だということはお分かり頂けたかと思います。
ご自身でこの分析と改善を継続し続けていくことがTikTokを伸ばすコツなのですが、時間がない、もっと最短でTikTokを伸ばしたいという方はプロの力を借りるのも1つの手だと思います。
初回相談無料というコンサル会社や運用代行業者から話を聞いてみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。