TikTokは日本では1700万人のユーザーがいるとされ、いまや多くのトレンドを生み出す存在となっています。
毎日いくつもの動画が投稿されている中で、ある投稿には多くのユーザーの目が留まり視聴され、いいねやコメントなどリアクションが返され、バズる…その違いはどんなところにあるのでしょうか。
ひとつめにはやはり魅力的な映像であること。
そしてもうひとつは「キャプションにある」と言われています。
今回のコラムでは、トレンドを生み出すひとつのピースとも言えるキャプションについて解説していきます。
TikTokのキャプションってどんな働きがあるの?適切な書き方って?など、キャプションに対する疑問を解消し、より惹きつける動画を作っていきましょう!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
TikTokのキャプションとは
TikTokのキャプションの役割などについて解説する前に、そもそもキャプションとは何か説明しましょう。
TikTokにおいて、キャプションは動画の内容を伝える説明文のことを指しています。
TikTokで動画を見ていると、多くの動画に何かしら文字が表示されています。
全ての音声を書き起こした字幕ではなく、この動画はどういった内容なのかを説明している、フィードに表示される文章がキャプションです。
キャプションは全ての言語で最大150文字まで入れることができます。動画の要約を入れれば、キャプションを読んだだけで大まかな内容がわかり「テーマが気になる!」「続きが気になる!」など、ユーザーを惹きつけるきっかけになります。
文庫本の裏表紙にあらすじが少し書かれていますが、TikTokにおいてはこのキャプションがその役割を担っているとも言えるでしょう。
内容を書くのは投稿者自身ですから、もちろん要約だけでなく好きなように書くことができます。ただ、このキャプションの内容によって動画を見るかどうか決めるユーザーも多いので、やはりその動画を見たくなるような文章を載せるのが良いでしょう。
動画の視聴を左右するとも言えるキャプションは、TikTokにおいてとても大事なものと捉えられています。
また、TikTokには「オートキャプション」という機能があり「キャプション」と混同されがちです。
オートキャプションは自動の字幕起こし機能です。投稿者が自由に書き込むキャプションと違い、オートキャプションは音声を自動的に字幕化するので、音を消していても動画内の発言がわかります。
ただ、発話と同じスピードで表示され、誤字もやや多いので、意味がきちんと把握できないまま次々に流れていってしまうという点があります。
どうしてキャプションは大事なの?
キャプションはどんなものか述べましたが、TikTokにおいてキャプションが大事なものと捉えられている理由はどういったところにあるのでしょうか?
キャプションを入れることで期待される効果を挙げていきましょう。
1.ひと目で伝わる
開始1秒で視聴者をつかむことが大事!と言われるTikTok。動画の初めのシーンに、この動画がどういった内容なのか、どんなテーマなのか、その動画を要約するキャプションを入れると視聴者はそれをひと目で理解することができます。
次々と動画が流れてくるTikTokでは、そのひと目で伝わる情報が何より大切です。
ひと目で「見たい!」「楽しそう!」「気になる!」と思ってもらえる可能性を、キャプションが生み出してくれるでしょう。
2.感情をより動かす
テレビなどを見ていても、音声だけで聞いているより、ところどころ字幕で発言内容が強調されることで面白さや驚きが増すことがあります。
ある調べでは、五感による知覚の割合は約80%が視覚から入る情報であるとされています。TikTok動画においても、視覚に訴えるキャプションは、音声だけを聞くよりもはるかにユーザーに響いて感情を揺らすことになるでしょう。その結果、いいねやコメントなどに繋がり、エンゲージメントにも良い影響が出ることでしょう。
3.検索されやすくなる
TikTokでは、見たい動画を検索する際キーワードを入力しますが、キャプションの文字もその検索にひっかかります。
キャプションを入れておくことで、ユーザーに検索されやすくなり、あなたの動画がフォロワー以外の目にも留まるチャンスが増えるでしょう。
また、キャプションにハッシュタグを入れるのも基本です。ハッシュタグもトレンドのものを入れることで、更に検索されやすくなり、おすすめにも表示されやすくなります。
TikTokのキャプションはどう書くと良い?
TikTok動画にキャプションを入れることで、様々な影響があることがわかりました。
では、具体的にどのようなキャプションを入れるとより効果的でしょうか。
1.文章は短くわかりやすく!
キャプションは最大150文字まで入れられるとお伝えしました。動画の魅力を伝えたいがために150文字いっぱい書き込みたくなるかもしれませんが、それはオススメしません。
キャプションが長くなると動画に被ってしまい、動画が見えにくくなるからです。
文章は1〜2文くらいに端的に収めましょう。
2.ハッシュタグを入れる
こちらも前述しましたが、ハッシュタグはキャプションに入れるのが基本です。1〜2文の文章の後にハッシュタグを入れることで、テーマや個性、面白さも伝わり、なおかつ検索もされやすくなるのでフォロワー以外のユーザーにも見られ、様々な可能性に繋がります。
3.ターゲットに響く言葉を選ぶ
この動画をどんな人に見てもらいたいか、ターゲットをあらかじめ絞っておくことが大切です。見てもらいたいターゲット層の好みを調べておくと、キャプションに選ぶ言葉も変わってくるでしょう。狙っているターゲット層に響くキャプションになると視聴に繋がり、そこからいいねやコメントなどの反応が得られ、おすすめに一歩近づくでしょう。
注意!キャプションを入れるとき気をつけたいこと
ここまで、TikTokにおけるキャプションの効果や、書き方のポイントなどをお伝えしてきました。
よし!さっそくキャプションを入れてみよう!と思ってくださった皆さん、キャプションを入れる際に気をつけていただきたいことがあります。
それは、TikTok投稿後は、キャプションを編集することができないということです。
LINEは送信後にメッセージの取り消しをすることができます。メールも送信してすぐであれば取り消しができます。
ですが、TikTokは動画の投稿後にキャプションを編集することができません。間違いに気付いてもキャプションだけを入力し直して再投稿、とはいかないのです。
ぜひ皆さん、キャプションを入力する際は、確認を重ねて慎重に行いましょう。
ただ、実は全く修正ができないわけでもありません。それは、動画をスマホに保存後、TikTokから削除して再投稿する、というものです。
ただし、この編集を行うと動画の画質が悪くなる可能性もあり、また動画の画面上に「TikTok」とすかし模様も入ってしまいます。
また、最初に投稿した動画にコメントやいいねなどをもらっていても、動画の削除と一緒にユーザーの反応も消えてしまいます。
これらの注意点を把握した上で、キャプションを編集し直したいという場面でお試しになってみてください。
まとめ
今回のコラムでは、TikTokのキャプションについて、その重要性や書き方のポイントや注意点などを解説しました。
キャプションへの理解は深まりましたでしょうか?
TikTokは動画さえ良ければと思われがちですが、実はキャプションも大切です。キャプションによって視聴数やいいねなどのリアクションも変わってきます。
何となく言葉を選ぶのではなく、ユーザーに届く・響くキャプションを書くヒントとなりましたら幸いです。
毎日たくさんの動画がアップされるTikTokにおいて、1人でも多くのユーザーに見てもらえるよう研究を楽しんでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。