YouTubeのエンゲージメントがよく分からない!という方必見!!その意味と重要性を解説!

「YouTubeにおけるエンゲージメント」そして「エンゲージメント率」という言葉、皆さんはご存知ですか?

あまり馴染みがない、聞いた事はあるけれど詳しくはわからないという方もいらっしゃるかと思います。これらはYouTubeを運営していく上で、意識するべき指標とも言われています。

今回はこの「YouTubeにおけるエンゲージメント」そして「エンゲージメント率」について解説していきます。また、エンゲージメント率を高めることで得られるメリットや高める方法についても触れていきますので、ぜひ参考になさってください。

YouTubeにおけるエンゲージメントとは

そもそも「YouTubeにおけるエンゲージメント」とはどんなものなのでしょうか?その説明の前に「YouTube」と「エンゲージメント」についても説明しましょう。

YouTubeとは、アメリカのYouTube社によって開発・提供された世界最大の動画共有サービスです。2006年にGoogle社が買収し、現在は子会社のひとつとして運営されています。ユーザー数は世界でおよそ25億人、日本国内では7000万人以上とも言われています。

エンゲージメント(engagement)とは「約束」「契約」といった意味の英単語ですが、使われる場面によって意味合いが変わってきます。ビジネスシーンでは「職場と従業員との関係性」「愛社精神」など、マーケティングにおいては「企業と消費者とのつながり」を意味します。いずれにしても「深いつながりをもった関係性」を表す言葉として使われます。

そしてYouTubeにおけるエンゲージメントは「視聴者とチャンネルとの信頼関係」という意味合いを持ちます。

言い換えると「YouTubeチャンネルや動画に対する視聴者からの反応」のことです。そのYouTubeチャンネルや動画が、どれくらい観ている人の心を掴んでいるのか、共感を得ているのかがわかる大切な指標のひとつなのです。

YouTubeにおけるエンゲージメント率とは

YouTubeにおけるエンゲージメントを数値化したものを、エンゲージメント率といいます。一般的なYouTubeにおけるエンゲージメント率は「視聴者の反応数÷再生回数×100」で算出されます。

この「YouTube視聴者の反応」とは、高評価数、コメント数、視聴支持率、シェア数を指します。しかしこの「反応」については様々な定義があり、その4点全てを反応数とするところ、あるいはその一部「高評価数+コメント数」を反応数とするところがあります。

そしてそのエンゲージメント率により、動画に対してどれだけの視聴者が反応したか、それぞれの配信者がどれほど関心を集めているかを客観的に見ることができます。

動画やYouTubeチャンネルの人気を知る上で重要な指標のひとつであり、近年ではフォロワー数の多さよりもエンゲージメント率の方が重要とも考えられるようになってきています。 

エンゲージメント率を高めるメリット

YouTubeのエンゲージメント率を高めることには様々なメリットがあります。

ここで、主なメリットを解説していきます。

1.動画が視聴者の目につきやすくなる

エンゲージメント率が高まるということは、コメントや高評価(エンゲージメント)が増えるということです。YouTubeではコメントや高評価の多い動画は上位に表示されたり優先的に表示されます。それにより動画が視聴者の目につきやすくなり、認知度のアップ、再生回数の増加、そしてファンの獲得へとつながっていくことが期待できます。

2.視聴者の反応(エンゲージメント)を動画の品質向上につなげられる

視聴者からのコメントが増えるということは、動画の評価や改善点をいただくということでもあります。自分以外の別の視点からは新たな発見や改善点が見つかることもよくあります。視聴者からの客観的な声は、動画の品質向上に活かせるでしょう。

3.商品やサービスをアプローチしやすくなる

動画内において何かしらの商品やサービスを紹介し、購入や利用に繋げていきたいという場合、視聴者から配信者に対して向けられる信頼感や好感は大切な要素となります。

視聴者の心を掴み、共感を得ていくことが、実績へとつながっていくと言えます。YouTubeにおけるエンゲージメント率は、動画に対する視聴者からの評価でもあり、またYouTube側がその動画や配信者を評価する材料ともなります。

エンゲージメント率が高ければ高いほど、視聴者から反応をしてもらえたということを意味します。反応してもらえない動画や配信者よりも、反応してもらえる動画や配信者の方が優れているとYouTube側から判断されるでしょう。

エンゲージメント率を高めるためには

YouTubeにおけるエンゲージメント率は2%くらいが目安と言われています。その計算方法(ユーザーの反応数÷再生回数×100)に当てはめてみると、100回の再生回数に対して2つの反応がある程度です。

このエンゲージメント率を高めていきたい場合、どういったことに気をつければ良いでしょうか?エンゲージメント率を高める方法として効果が期待できる取組みをご紹介していきます。

1.ターゲットを絞る

万人受けを狙うよりもターゲットをしっかり絞り、その視聴者が求める情報を提供することが大切です。好みの情報を発信しているYouTubeチャンネルや動画に対しては、いいねやコメントなどの反応(エンゲージメント)が期待できるでしょう。ターゲット層を絞ることで、効率よくエンゲージメント率アップに繋げていけると言えます。

2.視聴者とコミュニケーションをとる

視聴者からいただいたコメントに対して積極的に返信をすることも効果的です。視聴者は配信者が自分のコメントを読んで反応してくれたことに喜びを感じ、より配信者に対して好感を持つでしょう。それが、また動画を見たい・またコメントをしたいという思いに繋がり、エンゲージメント率アップが期待できるでしょう。

3.視聴者にアクションを促す工夫をする

動画の中で視聴者に対して質問を投げかけたり、何かしらの選択肢を設けたりすることで、エンゲージメントに繋がりやすくなります。また現在、多くの動画内で「高評価お願いします」「コメントお待ちしています」などと視聴者にアクションを促すこともよく見受けられます。

YouTubeにおけるエンゲージメント率の算出には視聴者からのコメント数も関わるので、コメントなど視聴者からのアクションを促すことは、エンゲージメント率アップに繋がるでしょう。

4.質の良い動画作り

YouTubeでは、インパクトを求めるあまり、動画の内容が度を越えたものとなってしまうことも度々問題になっています。仮に一時的に再生回数を伸ばせたとしても、視聴者からコメントや高評価がつかなければ、エンゲージメント率を高めることはできません。

また、何かしらの商品やサービスを紹介する際も、動画の品質が低ければそれらの魅力は伝わりづらく、視聴者からの反応(エンゲージメント)も得られにくくなるでしょう。視聴者が登録したくなるYouTubeチャンネル、また見たいと思う質の良い動画作りへの工夫も必要です。

まとめ

今回はYouTubeにおけるエンゲージメント、そしてエンゲージメント率について解説しました。簡単にまとめると、エンゲージメントとは、配信者が投稿した動画に対して視聴者から寄せられたいいねやコメントといった反応のこと。

そしてエンゲージメント率は、動画に対しての反応を示したもの、つまりどれだけ視聴者の心を掴んだのかを数値化したものです。

今現在、YouTubeチャンネルを運営されている方も、これから開設しようとされている方も、YouTubeにおけるエンゲージメントの重要性を理解し、エンゲージメント率も意識してチャンネル運営に取り組んでいきましょう。

視聴者の皆さんからエンゲージメントを得られる優れたコンテンツ作りの一助となりましたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。