TikTokはこれまで、若者が動画投稿や動画視聴を楽しむためのツールでしたが、最近では様々なビジネスシーンで集客のツールとして活用されるようになってきました。
YouTubeやInstagramを集客に使っているけどうまくいかない、TikTokって集客に使えるの?TikTokを集客に使ってみたいけど、どうすればいいか分からない、このような悩みはありませんか？
TikTokを集客ツールとして上手く活用することができれば、費用対効果を最大限に生かすことができます。
この記事では、TikTokを集客で活用できる理由や、TikTok集客の基本的な方法などを解説します。
目次
TikTok集客のメリット
TikTokで集客するメリットを3つご紹介します。
1 拡散力の高さ
InstagramやYouTubeなどと違い、TikTokはフォロワー以外にも動画が表示されます。
すべての動画が必ず一定数のユーザーのフィードに表示されるため、様々なひとの目にとまりやすくなっています。
また短い動画が多いため何度も見返しやすく、最後まで視聴されやすいのも特徴です。
そのため、動画視聴後にいいねやコメント・共有などのリアクションが起こりやすく、動画がそのままTwitterやFacebookなどに転載されることも少なくありません。
TikTokでは、20％以上のユーザーが動画視聴後にリアクションなどの行動を起こしているという結果が出ています。
それが拡散力の高さに繋がっていることから、TikTok集客が効果的な理由のひとつであると言えるでしょう。
2 低コストで動画作成ができる
TikTokアプリには動画作成に必要な編集機能があらかじめ備わっています。
動画をつなぎ合わせたり、BGMや文字の挿入、エフェクトをかけるなどの編集を直観的に簡単に操作できるため、編集のスキルがなくても誰でも簡単に動画作成を始めることができます。
また、TikTokアプリ自体を無料でダウンロードできるため、高額な編集ソフトを購入する必要がなく、設備投資の必要がないのも魅力のひとつです。
3 支出金額の多さ
TikTokユーザーは動画で紹介されたコンテンツへの購入に積極的です。
他のSNSでの支出の平均額が4万円程度であるのに対して、TikTokでの支出の平均額は8万円となっており、2倍以上の支出を記録しています。
TikTokは投稿者とユーザーとの距離感が近いプラットフォームであるため、知らない動画に対しても前向きに捉える傾向があります。
そのため、広告動画に対しての嫌悪感が少なく、ユーザーの目を引く質の高い動画であれば動画の視聴完了後に、検索やホームページの閲覧を促しやすくなっています。
ユーザーが動画に反応し行動することにより拡散力が上がり、それが最終的に企業の利益へと繋がるため、反応率と拡散力の高いTikTokは集客に向いていると言えるでしょう。
TikTok集客のデメリット
TikTokを集客に活用するメリットとは反対にデメリットもあります。
TikTok集客を行う際はメリットだけでなくデメリットも考慮して始めることをオススメします。
1．必ずしも売上に直結するとは限らない
TikTokでの広告動画の視聴は強制ではないため、スキップされる可能性があります。
また、TikTokはほかのSNSと比べて広告感が薄いため、ユーザーが広告だと気付きにくく、売上に直結しない可能性があります。
反対に、商品やクーポンなど直接的に訴求する広告動画は、最後まで視聴されにくい傾向にあるため、反応率の低さに繋がってしまいます。
そのためTikTok集客では、企業ブランドの認知度を上げるなどの間接的な訴求が効果的です。あくまでホームページやECサイトへ誘導するための導線として活用することをおすすめします。
2．ユーザーの年齢層が若い
TikTokは他のSNSに比べて年齢層の低いユーザーが多いため、集客に向いているジャンルが限定的で、音楽や飲食関係、ファッションや化粧品といった業界がTikTok集客に向いていると言われています。
しかし、30代・40代の男性ユーザーが著しく増加していることや、動画の再生時間が3分に延びたことなどの影響で、支出金額の大きいジャンルに変化が見られるようになってきました。
マンガを含む書籍、スポーツ観戦やレジャー施設、アーティストや芸能人などのエンタメ業界での支出金額が伸びているため、こういったジャンルでのTikTok集客は効果的でしょう。
3.炎上するリスクがある
どのSNSにも言えることですが、投稿する内容を間違えると炎上してしまうことがあります。
炎上すると多くのひとの目にとまるため、ユーザーの興味をひくことはできますが、マイナス的な意味合いで拡散されてしまうため、ネガティブな印象を持たれてしまう恐れがあります。
TikTokは拡散力のあるSNSであるため、炎上してしまうと他のSNSに転載されることも多く、収拾がつかなくなる可能性があります。
炎上によって企業イメージやブランド価値を落とさないためにも、ユーザーの心理を踏まえた上で動画を投稿するようにしましょう。
また、動画のチェックを行う際は、若い世代も含めた複数人で行うようにし、若者の心理に寄り添うようにしましょう。
TikTok集客の方法
1．ビジネスアカウントを作成し自社運用する
TikTokには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」があるので、TikTok集客をする場合は、まずビジネスアカウントを開設しましょう。
ビジネスアカウントには個人アカウントにはない機能がいくつかあります。
まず、投稿動画やフォロワーの分析ができるようになります。
動画の視聴数やフォロワー数の増減、プロフィールの表示回数などが分かるため、ユーザーの興味のある動画を分析することで、より集客の効果を高めることができるでしょう。
また、アカウントのプロフィールに公式サイトなどの情報を記載できるようになるため、動画視聴後の導線を作ることができます。
ただし、商用ライセンスの付与されていない楽曲がつかえなくなるため、トレンドの楽曲を利用できなくなる可能性があります。目的に応じてアカウントは慎重に選択しましょう！
2．アルゴリズムを理解する
TikTokには独自のアルゴリズムがあり、どのような指標を利用しているかは公表されていませんが、以下の要素が動画の再生回数に影響していると考えられています。
視聴時間、視聴完了率、複数回再生数、シェア数、いいねやコメントなどの反応、同アカウントの動画視聴数などの要素を伸ばすためにも、最後まで見たくなるような良質な動画作りを心がけましょう。
3．インフルエンサーにPRを依頼する
TikTokでは、人気のあるインフルエンサーをTikToker（ティックトッカー）と呼びます。
TikTokerはフォロワーをたくさん抱えているため、商品やサービスのPRを依頼することで飛躍的に認知度を拡大することができます。
自社の商品と相性のよいフォロワーが多くいるTikTokerを起用し、効果的に認知度の拡大を目指しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
この記事では、TikTok集客の概要や方法、メリットやデメリットなどを解説しました。
TikTok集客は近年よく注目されていますが、他のSNSと比べて参入している企業はまだ多くないため、今が集客に効果的に活用できるチャンスです。
ぜひ本記事を参考にしてみてください。
