あなたはYouTubeもしくは他のSNSアカウントの乗っ取りの被害に遭ったことはありますか?そしてもし乗っ取りの被害に遭った場合どう対処するべきか理解していますか?
「そんな乗っ取りの被害に遭うなんてごく一部の人でしょう?」「自分はそんなに有名でもないから関係ない」「他人事だと思っていた」という方が大半だとは思いますが、実は意外と身近な問題であり、それはYouTubeも例外ではありません。乗っ取り問題は後を絶たずに今もどこかで誰かのYouTubeチャンネルが狙われ、乗っ取りの被害に遭っているかもしれません。
ではなぜこんなにチャンネルの乗っ取りが後を絶たないのか、チャンネルの乗っ取りをする人は何が目的なのか、どんなチャンネルが乗っ取りの被害に遭いやすいのか理解できていますか?まずは乗っ取りの被害に遭わないようにすることが大切ですので基本的な対策方法についての解説と、もし乗っ取りの被害に遭ってしまったときの対処法について解説していきます。
是非最後まで読んで頂き、YouTubeチャンネルの運用をする上で参考にして頂ければと思います。
目次
YouTubeチャンネル乗っ取りとは?
YouTubeチャンネルの乗っ取りを簡単に説明すると、他人のYouTubeチャンネルに不正にログインして、投稿を削除したり、個人情報を抜き取ったり、勝手に動画をアップロードしたりすることです。
このYouTubeチャンネルの乗っ取り被害は犯罪です。そしてただ単にチャンネルを乗っ取りされて不正にログインされるだけでなく、あなたの個人情報や、あなたのまわりにいる大切な方々にも被害が及ぶ可能性のあることですので、乗っ取り被害に遭ったと気付いたら早急に対応することが大切です。
乗っ取り被害に遭ってからの対応だと労力も掛かりますし心労も伴いますので、まずは被害に遭わないように備えること、また事前に被害に遭ったときに何をしたら良いのかを理解しておくことはとても重要だといえます。
YouTubeチャンネルの乗っ取りは、YouTubeチャンネルのみを乗っ取られる場合と、YouTubeからグーグルアカウントへ行き、グーグルアカウントも乗っ取られる場合もありますので、ただのYouTubeチャンネル乗っ取りだと軽く思わない方が良いですよ。
なぜ乗っ取り問題が起こるのか
まず、なぜYouTubeチャンネルの乗っ取りをする人間がいるのか、彼らの目的は何だと思いますか?彼らの最大の目的は金銭的な利益を得ることです。
YouTubeの乗っ取りをすることによって彼らに何らかのメリットがなければ彼らもわざわざアカウントの乗っ取りはしないですよね。
例えばですが影響力のあるYouTubeチャンネルを乗っ取り、その配信者になりすまして詐欺に関わるような動画をアップロードして何らかの利益を得ようとしたり、別のコミュニティーに誘導してそこで何らかの利益を得ようと考える人もいます。すでにそのチャンネルをフォローしている方たちと配信者の間には信頼関係が構築されているため、その詐欺動画を見たり、他コミュニティーへの誘導投稿を見た人たちは、本物の配信者がアップロードしたものだと信じて引っかかってしまいますよね。
このようにすでに出来上がっている信頼関係を利用して自分自身に何らかの利益が流れ込むことを狙ってYouTubeチャンネルの乗っ取りをする人がいるのです。
また、収益化をしているチャンネルを乗っ取り、収益を不正に得ようと考える人もいますし、YouTubeチャンネルの乗っ取りから個人情報を入手しそれを悪用する人もいます。
そのため、チャンネル登録者数の多いアカウントや、すでに収益化に成功しているアカウントが狙われやすいです。
YouTubeチャンネル乗っ取り被害チェックポイント
YouTubeアカウントにログインできなくなったり、身に覚えのない投稿がされる、逆に動画が削除されている等であればアカウントの乗っ取りに遭ったことがすぐに分かるかと思いますが、そんなに分かりやすい乗っ取りばかりでもありません。
まだ乗っ取り被害に遭ってから時間が経ってない場合は、犯人も不正ログインに成功しただけでその後のアクションを起こしてないだけという場合もあります。まず、乗っ取りの被害にあったかも?乗っ取りの被害に遭ってないかな?大丈夫かな?と思ったら、グーグルのアカウントからメニュー画面を開き、セキュリティーを確認してみてください。
どのデバイスを使ってログインしているか確認できますので一覧を確認し、身に覚えのないデバイスでログインされていないかチェックすることをオススメします。もしも不審なログインが見つかった場合は要注意です。すぐに対処しておくと良いでしょう。
乗っ取りされたらどうする?取り返せるの?
不正アクセスや乗っ取りに気付いた際、具体的にどんな対応をしたら良いかについて解説していきます。
まず、自身でグーグルアカウントにログイン可能な場合はすぐにパスワードを変更し、他者がアカウントにアクセスできないようにセキュリティをイチから構築し直しましょう。これをまず初めに行ってください。
次に自身でログインできない場合には、YouTubeの運営の方に連絡する手段を考えましょう。X(旧Twitter)のTeamYouTubeというアカウントがYouTubeの運営サポートを行っているアカウントなのでそこにリツイートしてみたり、他のグーグルアカウントを作成してYouTubeアカウントを再度作り、そこからYouTubeの運営側に連絡したり、知人にお願いしてYouTubeの運営側に連絡を入れてもらうのも良いかと思います。
「アカウントが乗っ取られてしまいました。復旧のご協力お願いします」という内容の連絡を入れましょう。その後はYouTubeの運営側から連絡が来るのをひたすら待つしかありません。
運良く2~3日で自然と復活する場合もあるようですし、YouTubeの運営側からのサポートでアカウントを取り返すことが出来たという場合もあるようです。こればかりは必ずアカウントが復活する、取り返すことが可能とは言えませんので復活したらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
乗っ取りをされないために出来ること
前述した通り、チャンネルが乗っ取られてからの対応では、本当にやれることが少なく、被害が拡大しないように祈るくらいしかできないのです。やはり事が起きる前に予防することが最も重要ですのでいくつか予防策をご紹介します。
1.毎回ログアウトをする
YouTubeとグーグルアカウントは紐付けられています。グーグルはとても便利ですがグーグルアカウントを常にログイン状態にしておくといざ乗っ取りに遭った際にあなたの情報がすべて漏れてしまいます。グーグルアカウントごと乗っ取りに遭うことを防ぐため、被害を最小限に抑えるためにもログイン状態を保たず、毎回ログアウトすることを習慣にすることをオススメします。
2.パスワードはこまめに変更する
少し面倒だとは思いますが定期的にパスワードを変更することをオススメします。また、パスワードを設定する際には誕生日や名前など予測されやすいものを避けるだけでなく、他で使用していないもの、英数字等を混ぜ込んだ複雑なものを設定するようにしてください。
ご自身で設定したパスワードが分からなくなってしまうことを予測しパスワードを管理することも必要ですが、そのパスワードをどこにメモしておくかも気をつけてくださいね。
3.2段階認証を活用する
万が一、パスワードを読み解かれてしまった場合でも簡単に侵入されることを防ぐために2段階認証を活用しましょう。グーグルアカウントをから入り「セキュリティ」を選びます。「グーグルへのログイン」から「2段階認証プロセス」を選択することで設定は完了します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?YouTubeチャンネルが乗っ取りに遭った際の対処法についてや予防について理解は深まりましたでしょうか。
物事が起きてしまってからの対処ではなく、何事も予防が1番です。
YouTubeチャンネルを運用している方は、是非チャンネル乗っ取りに備えた対策をしてくださいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。