みなさんはTikTokで「ピン留め」機能を使われたことはありますか?
Instagramの投稿画面を見ると、画像の右上に画鋲のマークがついているものがあり、それがピン留めされた投稿であることを示しています。
実はTikTokにもそのピン留めという機能があるんです。
TikTokのピン留めは投稿動画へのコメントの他、あなたが投稿した動画にもすることができます。ただし、TikTok Liveへのコメントは今のところピン留め機能のリリースがされていません。
今回のコラムでは、TikTokのコメントと動画へのピン留めについて詳しく解説します。
ピン留めってどんな効果があるの?どうやってピン留めするの?なにか気をつけることある?など、TikTokでのピン留めに関する疑問にお応えします!
ぜひ最後までご覧になってください。
目次
TikTokのコメント、並び順はどう決まる?
ピン留めの解説の前に、TikTokのコメント欄の仕組みを知っておきましょう。
TikTokのコメント欄というのは、TikTok独自のアルゴリズムによって並び順が決められています。投稿した時間順になっている訳でもなければ、いいねの数が多い順でもありません。
そのアルゴリズムは公開されていない為ハッキリしたことはわかりませんが、いいねが多いもの、返信が多いもの、投稿者がいいねしたものが比較的上の方には並びやすいようです。
(TikTokのアルゴリズムについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。)
また、視聴者によってもそのコメントの並び方が変わるので、誰のどのコメントがどこに表示されているのかわかりづらい仕組みになっています。
そんなコメント欄でピン留めをするとどうなるのでしょうか。
「コメントのピン留め」するとどうなる?
1.ピン留めで期待できること
TikTokは動画の内容によっては次々とコメントが寄せられ、そのコメントの表示順はTikTok独自のアルゴリズムに則っているとお伝えしました。
そのコメント欄において、あなたの動画に寄せられた視聴者からのコメントや、あなた自身がのせたコメントを、いつ誰が見ても常に1番上に表示させる機能が「ピン留め」です。
1番上ですから、コメント欄を開くとすぐ目に留まりやすく目立つ存在となります。大切なメッセージを視聴者の皆さんにお伝えすることができますし、そのコメントの内容によっては、視聴者はまた動画を見直す可能性もあります。
また、視聴者の興味を惹くようなコメントをピン留めすれば、視聴者はそのコメントを最後まで読みたくなり更には返信もしてくれるかもしれません。
そして、あなたが他のコンテンツ(InstagramやYouTubeなど)のリンクを貼れば、そちらに誘導するチャンスともなります。
視聴者やあなた自身のコメントをピン留めすることで、コメント欄が活発になったり、動画の試聴時間や回数を延ばすことに繋がり、TikTokのアルゴリズムに良い影響を与えることになるかもしれません。
2.コメントのピン留め、ここに注意!
TikTokでコメントをピン留めする際、気をつけたいことがあります。
まずひとつめに、1本の動画でピン留めできるコメントは1つだけということ。
ふたつめは、ピン留めするコメントによって、その後のコメント欄が影響を受ける可能性もあるということです。
視聴者の興味を惹くコメントをピン留めしたいところですが、例えばインパクトの強さを優先してアンチコメントをピン留めすると、その後のコメント欄が荒れ気味になるかもしれません。
反対にポジティブなコメントをピン留めすると、コメント欄も明るい楽しい雰囲気になっていくかもしれません。
あなたがその動画をどんな空気感で視聴者の皆さんに見てもらいたいか、どんなコメント欄にしていきたいかということも考えながら、たったひとつしかないピン留めの席に座るコメントを選んでいきましょう。
TikTokのコメント欄が活発になることで起こる問題ももちろんあります。
コメント欄は非表示にすることも可能ですので詳しく知りたい方は下記記事をご確認ください。
コメントをピン留めしてみよう
ピン留めで期待できることや注意点を把握した上で、さっそくコメントをピン留めしてみましょう!
1.ピン留めの仕方
まず、TikTokの動画投稿画面を開き、画面右にある点が3個並んでいる吹出しマークをタップします。
次にコメントの中からピン留めしたいコメントを選び長押しします。
ポップアップメニューが表示されたら、その中の「コメントをピン留めする」をタップすれば完了です!
コメント欄を確認すると、先ほど選んだコメントが1番上に並んでいるはずです。
2.ピン留めの解除方法
ピン留めするコメントを変えたい、ピン留めをやめたいという時のために解除方法も覚えておきましょう。
コメント欄を開いてピン留めを解除したいコメントを長押しするとポップアップメニューが表示されます。その中の「コメントのピン留めを解除する」をタップすればOKです。
コメント欄を見ると、1番上にあったコメントが他の場所に移っているのがわかります。
動画のピン留め、おすすめは?
ここからは動画のピン留めについて説明します。
TikTokのプロフィールを開くと、これまでにあなたが投稿した動画のリストが表示されます。
ピン留めされた動画は、投稿日に関係なく動画リストの1番上の段に移動します。
動画がピン留めされている限り常に動画リストの1番上に固定され、またピン留めされた動画には赤地に白抜きでTOPと表示されるので、あなたのプロフィールをご覧になった視聴者の目にまず入るでしょう。
また、動画のピン留めは3本まで設定できます。3本の動画をピン留めすると、動画リストの1番上の列にピン留め動画が3本並ぶことになります。
ここにピン留めされた動画は、言わば自己紹介のようなものです。
個人アカウントなら、視聴者に見てもらいたい動画、あなたのことが分かるような動画、他のコンテンツを紹介する動画などを貼るのも良いでしょう。
お店など企業のアカウントなら、例えば営業時間のお知らせや、いま人気の商品や新製品情報などの動画をトップに貼ると、大事な情報が伝わりやすいでしょう。
ピン留めする動画によって、配信者がどんな人なのか伝わる部分もありますので、フォローしてもらえるような動画を選びたいところです。
ちなみに、ピン留めされた動画にTOPと表示されることから、動画のピン留めのことを「TOPする」とも言われています。
ピン留めをする動画によっては炎上も考えられます。
炎上については下記記事で詳しく解説していますので併せてご確認ください。
動画をピン留めしてみよう
それでは、実際に動画のピン留めをしてみましょう!
1.動画のピン留めの仕方
TikTokアプリを開いて画面下部にある「プロフィール」をタップします。
ピン留めしたい動画を選んだら、画面右にある点が3個並んでいるマークをタップし、画面下に表示されるマークの中から画鋲のマークをタップして完了です!
選んだ動画が動画リストの1番上の列に移動しているのが確認できます。
2.動画のピン留め解除方法
ピン留め動画の入れ替えをしたい、間違えてピン留めしてしまったなどの場合はピン留めの解除をしましょう。
TikTokアプリを開き「プロフィール」をタップしたら、ピン留めを解除したい動画をタップして再生します。
画面右にある点が3個のマークをタップし「固定を解除」をタップすれば終わりです。
動画リストを確認すると、ピン留めを解除した動画が最上段からなくなっているはずです。
TikTokのピン留めで成功するためのポイント
TikTokのピン留めをより効果的に活用するためには、ピン留めするコンテンツの選定だけでなく、タイミングや視聴者の心理を理解することも重要です。
ここで、成功に繋がる具体的なポイントをいくつか確認していきましょう。
1.視聴者の視点を考える
ピン留めの最も大きな利点は、そのコンテンツが常に目立つ位置に固定される点です。
「コメントのピン留め、するとどうなる?」のトピックでも触れましたが、特にコメントのピン留めは、他のコメントが増えても常に一番上に表示され視聴者が最初に目にすることになります。
視聴者の心理のひとつとして、そのピン留めされた意見に同調するコメントを続ける傾向があります。視聴者からの見え方や心理を考えることで、コメント欄全体の雰囲気をつくり出せることが期待できます。
2.時折ピン留めを更新する
一度ピン留めした動画やコメントに満足してしまうと、ついそのまま放置してしまいがちですが、定期的に見直して更新することが大切です。
TikTokの視聴者の反応やトレンドは変化するため、その時々で最も効果的なコンテンツをピン留めし直すことが、アカウントを常にフレッシュで興味深いものに保つ秘訣です。
また、新しい動画がバズった場合や注目されているコメントが出てきたら、すぐにピン留めを変更することで、さらにエンゲージメントを高めるチャンスとなります。
アカウントを常にフレッシュにするという点でTikTok機能に「再投稿」というものがあります。
バズらせたいと考えている方は下記記事も併せてご確認ください。
3.コンテンツのターゲットに合わせる
ピン留めするコンテンツは、TikTokの視聴者層やターゲットに合ったものを選ぶことが肝心です。
例えば、若い世代をターゲットにする場合、流行りのミームや話題に関するコメントや動画をピン留めすることで、彼らの興味を引きやすくなります。
反対に、ビジネスや教育的なコンテンツを配信している場合は、有益な情報やアドバイスを含んだ動画やコメントをピン留めすることで、視聴者に信頼感を与えることができます。
自分のTikTokアカウントにどのような視聴者を引きつけたいかを意識して、ピン留めする内容を選ぶようにしましょう。
このように、TikTokでピン留めすることで大切なコメントや動画が埋もれることを防いで、視聴者の興味を掴むチャンスへと繋がる可能性が大いにあります。上記のポイントを踏まえて、ピン留めを効果的に活用し、視聴者のエンゲージメントを高めていきましょう!
まとめ
今回は、TikTokのピン留めについて解説しました。
コメントは1本の動画につき1つだけピン留めでき、常にコメント欄の1番上に固定されます。
動画のピン留めができるのは3本までで、プロフィールの動画リストの最上段に並びます。
時々TikTokがバグを起こして、ピン留めの設定も解除も一時的にできなくなることがありますが、そんな時はバグが解消されるのを待つしかありません。慌てずにその時を待ちましょう。
ピン留めの設定と解除方法自体はどちらも難しいことはありませんが、どのコメント、どの動画をピン留めするかによって、あなたのアカウントの雰囲気が変わる可能性があります。
どんなコメント欄にしたいか、視聴者がフォローしたくなる動画かどうか考えながらピン留めするものを選びましょう。
視聴者との交流を活発にし、TikTokのアルゴリズムにも影響する可能性のあるピン留め、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。