皆さんはYouTubeを運用していく上で一番気を付けているポイントは何でしょうか?
もちろん目的によって様々だと思いますが、どのような目的でもやはり視聴者に見てもらう、つまり再生回数を一定数稼ぐ事が重要なプラットフォームである事は間違いありません。
しかし近年は有力なチャンネルがたくさん出現している事もあり、何の作戦もないまま運用を続けていても思ったよりも再生回数を稼ぐ事が難しくなっているのも現状です。
そこで今回は、効率よく目的を達成するための再生回数を稼ぐのにもっとも大事なポイントの1つである、サムネイルの制作や相場に付いて解説していきたいと思います。
目次
YouTubeのサムネイルとは
YouTubeにおいて最も重要なサムネイルですが、サムネイルが重要な理由とは何なのでしょうか?
サムネイルはYouTubeのおすすめ画面、検索画面、動画の関連動画などに表示される横16:縦9の画像の事です。
DVDのパッケージや本の表紙のように動画をクリックするかどうかはこのサムネイルと下に表示されるタイトルによって決まるのが相場です。
サムネイルを設定しなかった場合、動画の中のいくつかのシーンの中からサムネイルとなる部分を静止画として選ぶことが出来るのですが、ほぼ全てのチャンネルにおいてサムネイルは設定されているのが相場なので、きちんと制作する事をおすすめします。
YouTubeサムネイルの制作方法
サムネイルの制作は静止画であるため、動画編集よりも簡単に行う事ができます。
PCの画像編集ソフトを使っても良いですし、携帯のアプリでも簡単に編集を行う事ができます。
多くのフリーソフトで問題なく編集を行う事ができますが、一部フォントやスタンプなどが有料版のみ解禁されているというのが相場です。
有料版の相場も買い切り2,000円程度~年間10,000円以上するものまで様々なので、使いたい機能や相場を確認しつつ購入しましょう。
またPowerDirectorやFilmoraなどの動画編集ソフトを使用している方、中に動画のスクリーンショットを保存する機能があるのでそこから同ソフト内で編集を行う事ができます。
おすすめソフトに関して紹介しても良いのですが、サムネイルを作成する程度の編集であれば正直フリーソフトで簡単に出来る事と、ジャンルによって有効なサムネイルが違う事、必要な編集方法が違うためここでは割愛させてもらいます。
フリーソフトなどから使用してみて、自身のサムネイル作成で使いやすいソフトを見つけてもらうのが一番だと思いますので、色々試してみてください。
サムネイルを制作する上での注意点
1.サムネイルの解像度
YouTubeのサムネイルの解像度は1280×720(最小幅640ピクセル)でアスペクト比は16:9です。
サムネイルのサイズが違っていると不要な余白が出来てしまい、魅力的でないサムネイルになってしまいます。
このサイズの中にどのようなデザインのサムネイルを制作するのかしっかり構成を考えてから制作を始めましょう。
2.サムネイル画像のサイズ
サムネイル画像のサイズは2MB以下でなければいけません。
もし越えてしまった場合は解像度を下げたり圧縮しましょう。
3.サムネイルのデザイン
サムネイルのデザインについては気を付けるポイントが非常に多く、ジャンルやライバル等にもよるので正解はありませんが、いくつか気を付けた方が良いポイントをお伝えしておきます。
まずサムネイルに使用する画像ですが、動画の中から興味を引くワンポイントの画像を切り取るのが一番簡単です。
サムネイル用に画像を撮影するのもいいと思いますし、下地になる背景画像に背景切り取りした人物や商品等の画像を張り付ける方法もあります。
この時気を付けるのは文字をサムネイル内に入れる場合、文字を入れるスペースを考えて画像を制作するのが相場です。
そこから文字を入れていくのですが、あまり多くの情報を入れるよりも目立たせたり情報を大きめの文字として入れるのが一般的です。
特に興味を引くキーワードについては色やフォントを変えて目立つように工夫しましょう。
ただたくさんの色を使いすぎるとよくないので、あくまでどのキーワードを目立たせたいのかを考えて配置してください。
画像と文字の配置が決まったら、もう一度バランスを確認しておきましょう。
最後にワンポイントですが、文字も画像も両方を目立たせようとするのではなく、キーワードの文字を目立たせる場合は画像をそのアシストをするようなものにする、逆に画像を目立たせたい場合はキーワードを補足する役割として利用するようにするなど、サムネイルのどのポイントを目立たせるように制作するのかをしっかり考えてから制作しましょう。
サムネイルの制作を外注する
ここまでサムネイルについてお話しましたが、正直上手く作れる自信がない方や、やってみたけどもどうにも上手く行かない方も多くいると思います。
そんな方は一度サムネイルを外注してみるのも手だと思います。
ここからはサムネイルの相場についてお伝えします。
サムネイルを制作する相場
実際にサムネイルを制作してもらう相場はどのくらいなのでしょうか?
制作するクリエイターによって質や相場は変動します。
最も安価なもので1枚500円程度のものもあれば、プロのデザイナーがサムネイルを制作する場合は1枚3,000円以上が相場のようです。
ただし、実際にサムネイルの効果がどの程度なのかはいくつか制作をお願いしてみてデータを集める必要があり、投稿してみない事にはサムネイルがどの程度影響を与えているのか判断する事は難しいのも現状です。
予算に余裕のある場合はいくつかのクリエイターに制作を依頼して、効果の高いサムネイルを制作してくれる人にその後お願いしたり、実際に自身でサムネイルを制作する際の参考にしてみるのがよいのではないでしょうか?
またサムネイルの相場は今後変動する可能性も高いので、制作を依頼する予定の人はしっかりと相場を注視していく必要があります。
サムネイルの良し悪しを判断する方法
サムネイルが主に影響を与えるのはインプレッションのクリック率です。
インプレッションとはあなたの動画のサムネイルが何回視聴者に表示されたか?の数字でインプレッションのクリック率は表示されたサムネイルを視聴者がクリックした割合になります。
つまりインプレッションのクリック率を見れば、「視聴者に表示されたサムネイルをどの程度興味をもってクリックされているのか?」という相場が分かります。
具体的にデータを確認する方法はYouTube Studioの「コンテンツ」のタブから表示される「通常の視聴回数」の項目の「詳細」を選んで下さい。
細かなグラフのページが表示されるので、確認したい期間を選んで左上のタブを「インプレッションのクリック率」にします。
そうするとグラフの中に各動画が配置されるのですが、青の丸にカーソルを合わせるとサムネイルが表示されます。
これを確認して、効果の高いサムネイルと効果の低いサムネイルの共通点を見つけて、次回以降の文字の大きさや画像の選定などに活かしてみてください。
まとめ
今回はサムネイルの制作や相場についてお伝えしてまいりました。
サムネイルについてはその時の時代の流れによって正解が変わりますし、個人で制作を行う場合は常にデータをとりながらベターなサムネイルを制作するようにしましょう。
制作を依頼する場合の相場などについても今後変動してくると予想されますし、とりあえず制作してくれるクリエイターと実績を兼ね備えたクリエイターの二極化が進んで相場も割れる可能性もあります。
費用対効果やその時の相場をしっかりと考えて自身にあった相場のクリエイターにお願い出来るようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。