TikTokのStitch(ステッチ)ってなに?Duetとの違いも解説!

TikTokで次々と流れてくる動画を見ていると、中には投稿者本人のものではない動画と投稿者の動画とが繋がっているものも増えてきました。

その編集はStitchと呼ばれるTikTok内のツールなのですが、今回はそのStitchについて解説していきます。

今更だけれどTikTokのStitchってなに?Stitchは利用した方が良いの?と気になっている方に、Stitchについて理解を深めていただき、Stitchを活用して頂ければと思います。

Stitchを活用することによって、ご自身の動画への注目度がアップする可能性があるのでTikTokを伸ばしていきたい方は要チェックです。

TikTokのStitch(ステッチ)ってなに?

Stitch(ステッチ)は2020年にTikTok内で開始した機能で、今ではTikTokアプリの中で1番人気の動画編集ツールです。

1.Stitchとは?

Stitchは英語で、ひと縫い・縫い方、あるいは縫う・縫いとじるなどの意味を持つ単語です。デニムやバッグなどの縫い目をステッチと言いますが、そのステッチです。

TikTokにおけるStitchもその「縫い付ける」というイメージで、他のクリエイターが作った動画の一部(最大5秒)を切り取って、自分が撮影した動画に組み込み、1本の動画にする編集方法のことを指します。

これがStitchです。

面白い動画やトレンドの動画の一部を、あなたの動画の一部として編集することができます。

また反対に、他のクリエイターがあなたの動画をStitchすることもできます。

2.全ての動画がStitchできるわけではない

ここで、注意点がひとつあります。

それは、TikTokにあげられている全ての動画がStitchできるというわけではないということです。

自分の動画をStitch可能にするかどうかはON/OFFで設定することができます。

Stitchを利用したいと思える動画を見つけたとしても、その動画を作成したクリエイターがStitch OFFにしていると利用することはできません。

この設定はTikTokのアカウントをもつ皆さんができるので、自分の動画を他のクリエイターに使われたくないという方は、この設定を一度確認してみてください。

またこれは、個々の動画に対して設定することができます。

3.オリジナル動画を削除してもStitchした動画には影響しない

あなたが他のクリエイターの動画をStitchして動画を作った後で、そのクリエイターがオリジナル動画をStitch OFFにしたり動画そのものを削除したとしても、あなたが作成した動画は何も影響を受けません。

Stitchを利用して作成した動画は、オリジナル動画が消されたとしてもTikTokに残り続けます。

Stitchを利用するとどうなる?

TikTokのStitchとは、どんな物なのかイメージは掴めましたでしょうか?

このStitchがTikTokアプリ内で1番人気があるのは、楽しい動画が作れるという理由だけではありません。

そこには利用するだけのメリットがあるからです。

それは、フォロワーが増える可能性が高まるということです。

1.他のクリエイターの動画をStitchした場合

例えば、トレンドの動画を初めに持ってくれば、次々流れてくるTikTokの中にあっても、目を留める視聴者、タップして動画を見る視聴者はきっと増えることでしょう。

動画を見てもらえるということは、まずは再生数がアップします。また、それをきっかけにあなたのアカウントへと進んで他の動画を見たり、いいねやコメントなどでエンゲージメントも高まるとTikTokからの評価も上がることに繋がります。

2.あなたの動画がStitchされた場合

自分の動画もStitch ONにしておくと、他のクリエイターがあなたの動画をStitchすることができます。

他のクリエイターが作成した動画にはあなたのクレジットが表示されるので、あなたのアカウントをより多くの視聴者が訪れてくれる可能性が高まります。それによりフォロワーが増えることも十分期待できます。

つまり、Stitchは利用してもされても、フォロワーやエンゲージメントを増やすことに繋がるということです!

Stitchを使ってみよう!

Stitchを利用するメリットを知り、やってみよう!やってみたい!と思った皆さん、実際どのような編集作業なのか、そのやり方をお伝えします。

1.動画を探す

まずTikTokを開き、Stitchしたい動画を探します。目当ての動画を流し、画面横にある矢印のような形の「共有アイコン」をタップします。

そして画面下にある「Stitch」のアイコンをタップします。

Stitchしたい動画を最大5秒まで選んでください。

2.動画を撮る

自分の動画の録画を始めます(既に録画済みの動画を使うことはできません)。

3.動画を投稿する

キャプションやエフェクトなどを追加して編集し投稿します。

Stitchの編集作業については以上です。意外と複雑ではないですね。

Stitchを利用した動画を見ると、色々と難しい編集をしているようにも思えますが、まずはひとつ編集してみるとハードルがぐんと下がるかもしれません。

例えば、何かアクロバティックなことをしているオリジナル動画の後にそれにチャレンジしているあなたの動画を繋げたり、

あるいは、何か疑問を投げかけている投稿に対してあなたのアンサー動画を繋げたり…

Stitchを利用することで動画のバリエーションも拡がり、視聴者からの興味関心をより惹きつけることができるでしょう。

Stitchするなら、あなたはどんな動画にしたいですか?

StitchとDuetの違いは?

ここまでStitchについて説明してきましたが、TikTokにはDuet(デュエット)という動画の編集機能もあるのをご存知でしょうか?

実はDuetも、他のクリエイターの動画を自分の動画に組み込める機能なのですが、Stitchとはどんな違いがあるのか確認していきましょう。

1.Duetはどんな機能?

まず「デュエット」と聞くと2人並んで歌をうたう状況を思い浮かべる方も少なくないと思います。

TikTokにおけるDuetも当たらずといえども遠からず、と言ったところなんです。

通常、縦長全画面に表示されるTikTokですが、Duetの機能を使うと、真ん中で画面が分割されて表示されます。

片方にあなたの動画、もう片方にオリジナルの動画が入り同時再生されるという仕組みです。

例えば、歌を歌っているオリジナル動画と、それと同じ歌を歌っているあなたの動画とをDuetさせると、まさに2人並んでデュエットしているような動画が完成します。

オリジナル動画を観ている観客のような動画も作れますし、ダンスやお料理などにチャレンジしている動画とオリジナル動画とを並べて再生することもできます。

Stitchはオリジナル動画の最大5秒をあなたの動画に縫い付けて作成するのに対し、Duetは分割画面でオリジナルとあなたの動画が同時再生されるというのが大きな違いです。

2.StitchとDuetとの共通点は?

オリジナル動画が組み込まれる形は大きく異なりますが共通点もあります。

Duetでも編集に利用したオリジナル動画のクレジットが表示されるという点です。

「Stitch利用するとどうなる?」の項にもありますが、他のクリエイターがあなたの動画をDuetに使うと、その動画からあなたのアカウントへ訪れる視聴者がきっといるでしょう。

投稿がより多くの視聴者の目に触れる機会を増やすために、StitchだけでなくDuetも ONにして、あなたの動画へと続くドアを開けておくことをオススメします。

まとめ

今回はTikTokの動画編集ツールであるStitchについて詳しく解説してきました。

Stitchは他のクリエイターの動画を自分の動画に縫い付けることができるTikTok内の機能です。その機能によりあなたの動画を視聴する人数やフォロワーを増やすことに繋がり、いいねやコメントなどエンゲージメントも高まる可能性があります。

実際の編集作業も、意外と難しいことはなくすぐにでもトライできそうでしたね。

TikTokは短尺動画が次々に流れてくるので、開始1秒で視聴者の興味関心を惹くことが大切と言われています。

「開始1秒で選ばれる」そんな動画作りの参考になりましたら幸いです。

最後までご覧くださりありがとうございました。