
YouTubeは年々利用者が増加しており、その市場拡大と共にYouTube内の機能もバージョンアップしてきました。
2022年10月にYouTube内に新しく設定された新機能「YouTubeハンドル」をご存知でしょうか。
YouTubeチャンネルを持っている方はメールやYouTube Studioの通知によってYouTubeハンドルという新機能が導入されたことについては知っている方も多いと思います。
今回はこの比較的新しいYouTubeハンドルがどういう機能なのか、効果的な使い方や使うメリットについてお伝えしたいと思います。
YouTubeハンドルは2023年以降よく使われる機能になりそうなので、まだよく分かっていないという方は是非最後まで読んでいただき、この機会に知識を深め、自身のチャンネル運用に役立てて頂ければと思います。
目次
YouTubeハンドルとは

今回ご説明する「YouTubeハンドル」を簡単に言い換えるとチャンネルのハンドルネームのようなものです。
YouTubeのチャンネル名は他者が既に使用しているものを付けることが可能なので、同じチャンネル名がYouTube内にいくつも存在します。
チャンネル運用者が誰でもいつでも好きなチャンネル名を付けられるという利点はありましたが、その裏側でチャンネル名で個々を識別することが出来ない、有名な配信者と同じチャンネル名を付けて成りすまし、視聴者を騙すことが出来てしまうなどというマイナス面もありました。
一方、ハンドルはどうかというと、他チャンネルで既に使用されているものは設定できませんので、あなたが設定したYouTubeハンドルはあなただけのものです。世界に同じハンドル名が存在することはないので、チャンネルを識別することができ、例え成りすましが出現したとしてもハンドルが違うので見破ることが可能です。
YouTubeハンドル利用メリット

InstagramやTwitterのように@から始まるハンドル名ですが、このハンドル機能が導入されたことによって配信者や視聴者にどのようなメリットがあるかについてご説明します。
1.チャンネルURLがシンプルになる
従来のチャンネルURLは自動で割り当てられ、アルファベットと数字がランダムに配列された長めのURLでした。
アルファベットと数字がランダムに並んでいるため、そのURLを見ただけでは誰のどんなチャンネルか想像をすることは難しいです。それだけでなく、自身のYouTubeチャンネルのURLをどこかに載せて告知するときに短縮URLをわざわざ作成する人がいるほど長く、使用しにくいものでしたが、ハンドルはチャンネルURLとしても使用されるので、従来よりシンプルで分かりやすくなります。
以前にYoutube内にあった「カスタムURL」と呼ばれる機能も自身でチャンネルURLをランダムな英数字から自身の好きなものに変更し、シンプルに分かりやすくすることができましたが、チャンネル登録者数100人以上、チャンネル作成から30日以上経過など利用するには達成しなければいけない項目がいくつかありました。
しかし今回のハンドル機能はそういった制限なく、誰でも利用可能で、自身のチャンネルURLをシンプルに出来ます。
2.コミュニケーションが取りやすくなる

YouTubeは今や動画をアップする、そのアップされたものを視聴するというだけでなく、コメントをしてコミュニケーションを取る場でもあります。ハンドル機能の導入によってよりコミュニケーションが取りやすくなったり、メンションしやすくなったことで配信者同士でメンションし合う機会が増え、交流しやすくなるでしょう。
クリエイター同士でのコラボの際、コメントするときや動画投稿、動画の概要欄等でハンドル名を使用してメンションしたり、動画内でのタグ付けによってチャンネル間での行き来が活発になり、新しい視聴者へアピールできる機会も増えそうですね。
メンションやタグ付けによってより多くのひとに自身のチャンネルを知ってもらうことは配信する側にとってはもちろん嬉しいことですが、視聴者側もそのメンションやタグ付けによって検索の手間を掛けずに新しいクリエイターさんと出会うことができるので、双方にメリットがあると言えます。
3.悪質行為の防止
YouTube配信者にとって、自身になりすまして悪質なことを行う利用者がいたり、匿名での配信者に対する誹謗中傷コメントをする人がいることは悩みの種だと思います。
これについても、YouTubeハンドルは唯一無二で1人1人異なるため個々を識別することができ、そのような悪質行為をした人を特定しやすくなります。
社会問題にもなっているこういった悪質行為を通報する際にも、名前を伝えることしか出来なかった従来とは違って、ハンドルを伝えて通報することが可能となります。
このハンドル機能が悪質行為の抑制に繋がって、皆さんが気持ちよく安心してYouTubeを利用できるようになると良いなと個人的に思っています。
4.管理と認知がしやすい
YouTube以外の媒体も活用している人にとっては、YouTubeハンドル機能を使って他媒体との一貫性を持たせることによってブランド化させやすく、認知されやすいというだけでなく、自身も管理しやすいというメリットがあります。
例えばTwitterやInstagramのIDとYouTubeハンドルを統一することによって@以降を覚えておけば混乱することはないですし、TwitterやInstagramであなたを知ってくれた人が、もしかしたらYouTubeであなたを検索してくれることがあるかもしれません。
いずれにしてもYouTubeハンドルは自身のチャンネルを広めるのに利点の多い機能だと言えます。
設定について

ハンドル機能はチャンネルを持っている方なら誰でも利用可能で、3文字以上30文字以内で設定できますが、他の方と同じハンドルは設定出来ないため、重複しないように設定する必要があります。
ハンドル機能を利用していないチャンネル運用者に対してはYouTube側から自動的にハンドルが付与されますが変更は可能です。
変更前のハンドル名は14日間保存され、その間であれば元に戻すことが可能なようですが、14日の保存期間を過ぎると他の方が使用できるようになるようです。
ハンドルの変更はYouTubeアプリより変更が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
YouTubeハンドルについての知識は深まりましたか?
今後YouTubeハンドル機能を有効的に活用し、今まで自分1人で配信し、自分のチャンネルを伸ばすことに専念していた人たちが、他のクリエイターと期間限定でチームを組んだり、コラボ企画をしたりしてお互いのファンをお互いに流し合い協力し合いながらブランディングをしていくという流れが起きそうですね。
その時にハンドル機能を使ってメンション、タグ付けをし合うとファンとしては推しが仲良くしている人のことは気になりますので、配信者間でお互いにメリットを得られるのではないかと思います。
YouTubeハンドルは他社と同じものは使用できませんので、ご自身のチャンネル名に合ったもの、チャンネルの内容に関連するものなど、付けたいハンドル名がある方は出来るだけ早く設定することをオススメします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。