YouTubeの収益化基準が緩和されたって本当?最新の収益化条件を徹底解説!

年々チャンネルが増え続けているYouTube。トップユーチューバーになると億単位で稼ぐ事ができると言われています。近年では子供達のなりたい職業にランクインするなどYouTubeドリームを掴みたい人は数多くいると思います。

YouTubeの収入源は主に広告収入であり、それを得るためにはいくつかの条件をクリアしなくてはなりません。しかし広告収入以外にも収入を得る方法が存在し、2023年8月にそちらの条件が緩和されるとの発表がありました。今回はその最新の条件を踏まえて収益化条件を解説していきたいと思います。

 YouTubeで収益を得る方法

○広告収入

最も主になっている収入源であり、広告を出している広告主から得る事ができる『広告掲載料』の事です。広告主がYouTubeに広告掲載料を支払い、YouTubeから動画投稿者に収益の一部が支払われる仕組みです。

これらを得るにはまずYouTubeパートナープログラム(YPP)に参加して、そのチャンネルをGoogle AdSenseに設定する必要があります。Google AdSenseは18歳以上であれば簡単にアカウントを作成できますが、YPPに参加するにはチャンネル登録者数が1,000人に到達し、直近の12か月間で視聴時間が4,000時間以上、または過去90日間のショート動画の視聴回数が1,000万回以上に到達しなければなりません。

またYouTubeショートでも2023年2月から広告収入を得られるようになりました。

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○スーパーチャット

スパチャと呼ばれている投げ銭機能の事で、ライブ配信中に視聴者がメッセージと一緒にお金を送る事ができます。

今や他の配信アプリでも用いられている機能で、固定のファンがつけば大きな収入となります。ただし、1人の視聴者につき投げ銭で送れるのは1日5万円までとなっています。

○スーパーサンクス

スパチャがライブ配信で使える機能なのに対して、スーパーサンクスは通常の投稿動画に投げ銭ができる機能です。スーパーサンクスを送った視聴者のコメントは色付きで目立つように表示されるようになります。

○YouTubeチャンネルメンバーシップ

YouTubeチャンネルメンバーシップはファンクラブのようなもので、視聴者がチャンネルに対して月額料金を支払って投稿者を支援できるという機能です。メンバー限定の動画や配信、チャットルームへの招待、限定の絵文字などの特典を受けることができます。

月額料金は90円〜6000円の範囲で設定でき、ランク分けも可能です。これによって安定した収入を得ることができます。

○ショッピング

ショッピングはYouTube上で商品や公式グッズを紹介して、視聴者が購入できる機能です。

通常の動画でもライブ配信でも利用でき、自身のECショップなどのURLを掲載して誘導する事が可能です。

                   

YouTubeの新しい収益化基準

先述した通り、

【チャンネル登録者が1000人以上であること】【過去1年の総再生数が4000時間以上、または過去90日間のショート動画の視聴回数が1,000万回以上であること】が本来は収益化に必須であるYPPへの申請条件でしたが、2023年8月30日より一部YPPへの申請条件が緩和されました。

これによって、【チャンネル登録者が500人以上】【過去1年の総再生時間が3000時間以上、または過去90日間のショート動画の視聴回数が300万回以上であること】を満たせばYPPへの申請が可能になり、収益化できるようになりました。

チャンネルを運営していく上で、一つ目の大きな壁であるチャンネル登録者1000人が500人まで減った事は収益化への近道とも言えます。

しかし、ここで注意が必要です。この緩和条件には広告収入は含まれていません。

今回の変更で条件が緩和されたのは、

○スーパーチャット

○スーパーサンクス

○YouTubeチャンネルメンバーシップ

○ショッピング

などの視聴者ファンディング機能です。残念ながら広告収入は含まれていませんが、今までよりも早く収益化できるのはクリエイターにとって大変喜ばしい事です。

まとめると、

500人の基準をクリア(新しい条件)

YPPに申請可能(視聴者ファンディング機能など利用可能に)

1000人の基準をクリア(従来の条件)

広告収入を得れる(広告掲載可能)

つまり、収益化のタイミングが2段階に別れたという事です。また、これによってYPPの審査も緩くなるのかという点ですが、この審査基準は今までと同じ厳しさであり、1000人の基準を達成した段階でスムーズに広告掲載ができるようになるようなので前倒しで審査しているにすぎないのです。

YouTubeで収益化しやすいコンテンツ

YouTubeで収益を上げるには、ジャンルに特化した動画を継続してあげることがとても重要です。特定のジャンルを掘り下げることで、内容も充実してユーザーの需要に答える事ができます。特に最近ではクリエイターの数も飽和状態なので、より質を求められるようになってきました。自分の知識や経験を活かせるジャンルや、他にはないジャンルを選ぶ事で差別化を図る必要があります。

いくつかYouTubeで収益化しやすいおすすめのコンテンツを紹介します。

「ペットジャンル」

ペットに関する動画は世界的にも人気があり、知名度のない個人でも比較的参入しやすいジャンルといえます。また、ペットそれぞれに個性があり、それぞれの特徴を紹介するだけでも登録者や再生数を稼げる可能性があります。

種類も犬や猫だけでなく昆虫や爬虫類、魚など幅広く、ペットが主役なので自分自身が顔出しする必要もありません。

例えば、毎日の散歩を投稿したり、ペットの豆知識などを発信するといいかもしれません。
その上ペットジャンルでは、次々にその動画を閲覧するユーザーが多く、一度オススメに乗ると、再生数が伸びやすい傾向にあります。

「教育系ジャンル」

教育ジャンルは学生向けの動画をはじめ英会話、歴史、筋トレ、楽器演奏、ビジネスなど様々です。

激戦区であるジャンルですが、ニッチな要素を取り入れやすく、自分の得意なもので勝負できるので、工夫一つで他者と十分に差別化できます。

教育系の動画は、視聴者の年齢を問わず、変わることのない情報も多いので動画が古くなっても遡って視聴されたり、何度も同じ動画を視聴されるケースもあるので、一度作ってしまえば永続的かつ継続的に再生される資産になり得ます。質は問われますが、教えるのが得意な人にもオススメです。

「旅行ジャンル」

SNSにおいて不動の人気ジャンルであり、YouTubeにおいてもやはり強いです。

その分、ライバルも多くトップに立つのは容易ではないので、こちらも他者との差別化を考える必要があります。

またメインではなくサブ要素として旅行ジャンルを取り入れるのも良いかもしれません。

普段はグルメジャンルであっても、たまに旅行に行き、地方のグルメを取り入れる事で視聴者は動画を通して、一緒に旅をしているような気分になり飽きさせません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今年から日本国内でも緩和された収益化の条件を解説してきました。

緩和された条件と従来と変わらない条件があることには注意が必要です。

しかしこれらによってYPPへの早期申請が可能になり、収益化が早まった事はクリエーターにとっては大きなメリットであり、モチベーション向上にもつながると思います。

YouTubeの収益化は一筋縄ではいきません。継続してコンテンツを投稿し、工夫や見直しを行っていきましょう!