TikTokは炎上しやすい?!TikTokでの炎上の原因と対策について解説

TikTokは拡散力が高く、誰でも気軽に動画投稿をしたり、利用者同士がコメントやDMでコミュニケーションが取れる楽しいものですが、拡散力がすごいがゆえに、使い方を誤ると一瞬で大変なことになる危険性があるのも事実です。

TikTokを活用するメリットはたくさんありますが、その反面危険やリスクが伴うことも理解して活用する必要があります。

今回は、TikTokがなぜ危険だと言われているのか、なぜ炎上しやすいのか、その原因と事前に出来る対策について説明します。

TikTokに潜む危険やリスクについての知識を付け、今後のTikTok運用に役立てていただければと思います。

TikTok炎上とは

TikTokでの炎上とは、発信者が投稿した動画や、動画内での発言に対しての非難や中傷、批判などの悪評がコメント欄に殺到する状態のことを指しています。

TikTokで炎上が起こる原因はさまざまです。

多くの人に注目してもらいたい!もっと再生回数を増やしたい!ということを意識しすぎて、他人への誹謗中傷をしたり、無責任な発言やデマを流してみたり、過激なパフォーマンス動画を投稿するなど、元々TikTokでの炎上を安易に考えていて、軽率な発言や行動で炎上する人もいますが、誰でも気軽にちょっとした日常の出来事を自由に発信することができるため、動画内の何気ない行動や発言がきっかけで思いもよらぬところに火が付き、大炎上することもあります。

火のないところに煙はたたないと言われるように、TikTokでの炎上も火種となる動画の投稿から始まります。その投稿した動画に対する悪評がコメント欄に書き込まれ、そこに同調するかたちでさらに批判的なコメントが増えていきます。

大炎上となると、TikTok以外のSNSへの拡散やネット記事になる場合もあります。

中には、こういったTikTokでの炎上を「動画がバズって良いな」と捉える人もおり、わざと自ら炎上を引き起こすような動画を投稿したり、「#炎上確定」や「#炎上希望」というハッシュタグを使用して再生回数を上げよう!フォロワーを増やそう!とする人も少なくありません。

このようにTikTok利用者の中には炎上ネタを使った投稿をする人もいますが、その動画が本当に炎上してしまった場合、後で取り返しの付かないことになる可能性があるのでこういった手法はオススメしません。

特に、顔出ししている人や企業アカウントは炎上によって失うものが大きいため危険です。

TikTokを活用する人は誰しも炎上する可能性がゼロではありません。

そのため、どんなことが原因で炎上してしまうのか、炎上したらどうなってしまうのか、炎上の原因や、事前に出来る炎上対策はあるのか、炎上によるリスクや危険についてもきちんと理解しておくことが重要です。

TikTok炎上の原因

1.モラルの欠如

SNSがNGのジャニーズ事務所所属タレントを無断で撮影し、投稿したことが原因で、ジャニーズファンから強い非難の声が殺到した。

コンサートの打合せ中だと思われるもので、関係者による盗撮、情報漏洩なのではないかと、内部の人間のモラルの低さが問題視され、炎上。

2.不適切な発言や行為

コンビニエンスストアのアルバイト店員が商品を床に投げつける映像に「店長呼んでこい笑笑」というテロップを入れた動画を投稿し、スタッフ個人への批判はもちろんだが、コメント欄には管理体制や指導不足などというコメントも寄せられ、企業側も批判されて炎上が起こった。

3.迷惑行為

電車の扉にわざと挟まれて電車の遅延が起こったり、回転寿司店で不自然に皿のカバーを外したり、「甘だれ」と書かれている調味料入れの中に醤油ボトルを差し込んで醤油を混入させたりという動画が投稿され、炎上。

身内の間で面白がってやったことが原因で炎上するケースが多いですが、自身の投稿した動画に炎上の原因がなくても、動画の視聴者の中には悪意を持って過剰に動画内容に反応し、コメント欄に誹謗中傷をしたり、動画を拡散させ、これが炎上に繋がるケースもあります。

TikTokのアルゴリズムは、コメントの多さやシェア率などを重要視する傾向にあるため、こういったエンゲージメント率が高いものは拡散されやすくなります。

コメント内容が批判的かどうか、動画の内容は問題ではないため、悪評だとしてもコメントやシェアが多ければ一気に拡散され、炎上しやすくなってしまいます。

TikTok炎上のリスク

TikTokに投稿した動画は、1度投稿すると保存や転載が簡単にできてしまうため、炎上に気付いて自身の投稿した動画を削除したとしても、すでに転載された動画を消すことは難しいため、炎上を食い止めることはほぼ不可能です。

こういった炎上動画を見た知人や友人によって学校や住所など身元をバラされたり、過去の投稿内容などから個人情報が特定される恐れもあります。

本名がバレてしまうと、その後自身の名前をネット検索すると炎上記事が出てきてしまい、一生消えないデジタルタトゥーが残ります。

これは個人に限ったことではなく、企業の場合も同じで、1度炎上すると企業イメージやブランドの価値だけでなく、株価も下落し大きな損失となります。

TikTokなどのSNSを活用する場合は、モラルやポリシーに十分配慮した動画制作をするように心がけましょう。

また、炎上後の対応にも注意が必要です。

対応の仕方によっては、本当に反省していないのではないか、自分の非を認めていないのではないか、と再び見る人を不快な気持ちにさせ、再炎上する可能性があります。

TikTok炎上を防ぐ方法

炎上を防ぐ方法として、動画制作をする際、動画を投稿する際に下記項目についてチェックをしてから次のアクションを取ることをオススメします。

1.デマやフェイクニュースを扱っていないか

2.個人情報がバレないような投稿をしているか

3.著作権や肖像権に違反するような動画ではないか

4.炎上しやすいテーマ、炎上危険日の投稿ではないか

5.非常識な行動や発言をしていないか

身内同士の悪ノリや、その場の雰囲気で取った行動の動画であっても、1度投稿する前に客観的に動画を確認し、投稿するべきものなのかを冷静に判断してみてください。

これをするだけでも防げる炎上はあると思いますよ。

もし炎上してしまった際は、すぐに謝罪対応をし、動画がそれ以上拡散されないように動画の削除をすることをオススメします。

TikTokにはコメントをオフする機能があり、アンチコメントや誹謗中傷などで必要以上にコメント欄が荒れることを防ぐことが可能です。

コメントをオフにして自分を守る方法もありますので、事前にこういった対応を取ることも炎上を防ぐ1つの方法なので、コメントオフ機能を上手に活用してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

TikTokがなぜ炎上しやすいのか、炎上しないための対策については理解できましたでしょうか。

TikTokは他のSNSよりも拡散力が高い分、炎上しやすいです。

そのため、炎上し始めてからの対応には限界があるので、1番大切なことは対策です。

事前に炎上について理解し、予防できるものは予防して未然に防ぎましょう。

モラルやマナーに欠ける投稿はしないように常に意識して、TikTokを活用していただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。