YouTube動画の概要欄に目次と記載され「0:00〜」「2:15〜」など数字がリンクになっているものを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この数字のリンクのことはタイムスタンプといい、動画を指定した箇所から再生することができる機能です。チャプターポイントやスキップポイントと呼ばれることもあります。
YouTube動画にタイムスタンプを設定していると視聴者にとってとても便利なので満足度が上がり、高い評価を得られることもあります。
今回はYouTube動画にタイムスタンプを設定したときのメリットや設定するときの3つの条件、タイムスタンプの設定方法について詳しく解説していきます。
目次
タイムスタンプを設定したときのメリット
YouTube動画にタイムスタンプを設定したときのメリットを紹介していきます。
1、視聴者が動画の見たい箇所をすぐに再生できる。
タイムスタンプが設定されていないYouTube動画を視聴していると、視聴したいポイントを探す手間ができてしまいます。探す手間ができると、視聴者は諦めて別の動画を再生してしまいます。
視聴したいポイントが決まっている場合、10〜20分ある動画や、長時間ライブ配信されたものを全て視聴するのは大変ですよね。時間のない人もピンポイントで見たい箇所を視聴することができるので、YouTube動画にタイムスタンプが設定してあると視聴者の満足度が上がります。
タイムスタンプを設定したら動画の再生時間が短くなってしまうのでは?という心配もありますが、YouTube動画にタイムスタンプを設定することで視聴者は見たい箇所をピンポイントでしっかり視聴してもらうことができます。同じ箇所を繰り返し視聴する場合もあるので、結果的に視聴回数が増えていくことも考えられます。
視聴者のためにタイムスタンプを設定することで、動画やチャンネルの評価が上がっていくことが期待できるので設定しておく方がいいでしょう。
2、Googleの検索結果に大きく表示される。
Googleにはリッチリザルトという追加情報が表示される機能があります。リッチリザルトによりYouTube動画のサムネイルやタイトルだけでなくタイムスタンプや見出しが表示されることがあります。
Googleの検索からピンポイントで動画の見たい箇所を視聴してもらうことができるので、普段YouTubeを見ない人やまだチャンネルを知らない人へのアピールになります。より多くの人に動画を視聴してもらうことができたり、チャンネル登録者を増やすことも期待できます。
Google検索からの視聴者を獲得する機会になるので、動画ごとにタイムスタンプを設定しておくといいでしょう。
3、YouTubeのSEO対策になることです。
タイムスタンプや見出しを設定することでより多くのキーワードを概要欄に記載することができます。
YouTubeの検索は動画の概要欄からも抽出するため、検索されることを意識したタイムスタンプの見出しを記載しましょう。
タイトルには使用しなかったキーワードや動画内でよく出てくるフレーズをタイムスタンプの見出しに使用するなど、動画に関連のあるキーワードをより多く盛り込むことが重要です。
概要欄の内容で検索結果に表示されることもあるので、より多くの人に動画を視聴してもらえるようにタイムスタンプと見出しを設定しておきたいですね。
タイムスタンプの3つの条件
YouTube動画のタイムスタンプを有効にするためには3つの条件があります。
- 初めのタイムスタンプは「00:00」にすること
- 3つ以上のタイムスタンプを昇順で記載すること
- それぞれ10秒以上の長さであること
この3つの条件を守り、検索されることを意識したキーワードを盛り込んでタイムスタンプを設定しましょう。
タイムスタンプを設定するときのポイント
1、動画内でタイムスタンプに指定する箇所は、キリの良いところに設定すること。
再生後すぐに画面が切り替わってしまったり会話の途中であったりすると、動画の内容が入ってこなかったり少し戻って再生しないといけなかったり、不親切な印象を与えてしまうかもしれません。キリの良いところでタイムスタンプを設定することで視聴しやすくなります。視聴者の満足度をあげることができるので、しっかり確認して設定するといいでしょう。
2、タイムスタンプに番号をつけること。
長時間の動画やタイムスタンプの数が多くなったときはタイムスタンプに番号をつけておくと親切です。
たとえば「00:00 (1)オープニング」というようにすると、視聴者も何番のタイムスタンプを視聴したか分かりやすくなります。
YouTube動画のタイムスタンプ設定方法
YouTube動画にタイムスタンプを設定する方法は簡単です。
動画編集画面の「説明」欄に半角数字で指定したい動画のポイントの分数と秒数を「00:00」と入力します。このとき数字が全角だとリンクにならないので必ず半角で入力しましょう。
「00:00 オープニング」というようにポイントごとに見出しを記載しておくと視聴者に親切で、検索結果にもヒットしやすくなります。
同じように3つ以上のタイムスタンプを10秒以上の長さで昇順で入力します。最後に保存をして完了です。
設定はすぐに反映されるので数字部分が青いリンクになりタイムスタンプができているか、時間と見出しが合っているかなど確認しましょう。
コメント欄でも半角数字で「0:00」というように入力し投稿するとリンクが作成できます。タイムスタンプ一覧を入力したコメントを投稿し、コメントを上部に固定しているチャンネル運営者もいます。
YouTube動画の概要欄とコメント欄のそれぞれにタイムスタンプを表記しておくとより親切な印象を与えられるでしょう。
自動でタイムスタンプをつける
ここまでYouTube動画に手動でタイムスタンプを設定する方法を紹介しましたが、自動でタイムスタンプを設定する方法もあります。
YouTube Studioで「動画の詳細」を開き「チャプターの自動生成を行う(利用可能な場合)」にチェックを入れて保存することで、自動でタイムスタンプを設定することができます。
とても便利な機能ですが、AIが判断しているためタイムスタンプが設定できていなかったり内容が正確でないこともあります。
自動生成を行う場合は保存後に必ず確認をしてください。
確実で丁寧なタイムスタンプが設定できるので、手動で設定することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はYouTube動画にタイムスタンプを設定するメリットや設定方法について詳しく解説していきました。タイムスタンプの設定は簡単なので、すぐに実践できそうですね。
設定することで視聴者の満足度がアップし、GoogleやYouTubeの検索結果に良い影響を与えることができます。視聴者が見たいポイントを探せずに途中で視聴を諦めてしまうことも減り、再生時間や再生回数があがることも期待できます。設定するメリットの多いタイムスタンプを活用して、より多くの視聴者にYouTube動画を視聴してもらいましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。