YouTubeの運営をされている皆さんお疲れ様です。
皆さんは誰に向けて動画を投稿されているでしょうか?
YouTubeは2024年現在認知率はほぼ100%に近いとされており、また18歳以上の日本人の約70%がYouTubeを利用。その多くが月に1回以上YouTubeを視聴していると推定されます。
このようにYouTubeは不特定多数の人が見る可能性のあるコンテンツであり、どのような視聴者層に向けて動画を投稿するのかが非常に重要になります。
今回はターゲットになる視聴者層を決めて投稿する重要性と、視聴者層を決めて投稿する方法をお伝えしていきます。
YouTubeを今から始めて意味があるのだろうか。少しでも思う方は下記記事をご確認ください。
目次
YouTubeで特定の視聴者層を狙う重要性
1.サービスや商品の購入に結びつける
YouTubeを自社製品のプロモーションに利用したい、採用活動に役立てたい、行っている活動を理解してもらいたい。
YouTubeの運用をしている皆さんの中には再生数を伸ばしたい、それ以外に別の目的がある方も多くいらっしゃると思います。
その中で特定の商品をプロモーションして購入に結び付けたいと考えていたとしても、その商品に興味のある視聴者層とチャンネルの視聴者層がズレていた場合、どれだけ再生数を稼げたとしても購入に結びつかないのです。
例えば、学習塾のプロモーションをしたいのに視聴者層が50代の人ばかりなら塾に興味を持つ人は少ないでしょうし、化粧品を販売したいのに視聴者層が男性ばかりなら、商品を購入する人は少なくなる事は理解できると思います。
逆に考えれば、狙っている視聴者層に確実に視聴してもらえるような調べ方をしたうえで投稿する事で、少ない再生数でも売り上げにつなげる事が出来るようになります。
2.チャンネルの再生数を伸ばす
YouTubeで再生数を伸ばすためにはYouTubeのおすすめに動画が乗る事が非常に重要です。
おすすめ表示される方法については下記記事で詳しく解説しています。
ただし、自身の動画のターゲットである視聴者に動画がおすすめされていなければ、クリックしてもらう事が難しくなります。
しっかりとした調べ方で、狙った視聴者層に見られているのかを確認して、もし別の視聴者層が多いようなら、サムネイルやタイトルを変更していく事も重要になります。
サムネイルの作り方については下記記事で詳しく解説しています。
YouTubeで特定の視聴者層を狙う方法
さっそく自分のYouTubeチャンネルの視聴者層の調べ方を見てみましょう。
視聴者層はYouTubeチャンネルでの視聴者層、各動画毎の視聴者層の調べ方があるので、PCとスマホのそれぞれでの視聴者層の調べ方を紹介します。
1.PCでのチャンネルの視聴者層の調べ方
「YouTubestudio」を開きましょう。
左の「アナリティクス」タブをクリックします。
右上の「視聴者」タブをクリックします。
画面を下にスクロールすると「性別と年齢」の項目に視聴者層の割合が表示されます。
より詳細なデータがみたいなら「詳細」をクリックすると詳細が表示されます。
ここでは視聴回数、総再生時間などの切り替えができるため、何回再生されたかだけでなく、どの視聴者層が長く動画を視聴してくれたのかが分かります。
2.PCでの動画毎の視聴者層の調べ方
YouTubestudioを開きましょう。
左の「コンテンツ」タブをクリックします。
コンテンツごとの「アナリティクス」をクリックします。
右上の「視聴者」タブをクリックします。
画面を下にスクロールして「年齢と性別」の項目に視聴者層の割合が表示されます。
コンテンツ毎でも詳細ボタンをクリックする事でより詳細なデータを確認する事ができます。
視聴回数だけでなく総再生時間からもデータを確認しましょう。
3.スマホでチャンネルの視聴者層の調べ方
「YouTubestudio」のアプリを起動します。
画面下中央の「アナリティクス」をタップします。
画面右上の「視聴者」をタップします。
画面を下にスクロールすると「年齢」「性別」の項目があるのでデータを確認しましょう。
3.スマホの動画毎に視聴者層の調べ方
YouTubestudioのアプリを起動します。
左下の「コンテンツ」をタップします。
確認したいコンテンツをタップします。
「動画のアナリティクスに移動」をタップします。
右上の「視聴者」をタップします。
画面を下にスクロールすると「年齢」「性別」の項目があるので、ここで動画毎の視聴者層を確認する事ができます。
視聴者層毎に見る好むコンテンツの傾向
視聴者層の調べ方の他に、参考までに「年代」「性別」毎に好まれる事の多い番組の傾向を地上波の番組のデータから載せておきます。
地上波のデータですので、YouTubeの視聴者層と必ずしも一致するわけではありませんが、自分のチャンネルの提供している動画がどの視聴者層に刺さっているのかを事前に知っておくと参考になるかもしれません。
また下記に記載のある番組以外にも、例えば難しい内容をアニメにすると子供でも見てもらいやすいように、その視聴者層に好まれている要素を入れる事で、視聴してもらえる可能性を高めるヒントになるかもしれませんので、一般的な視聴者層の調べ方の他に、このようなデータも一度確認しておきましょう。
1.子供
- 子供 4歳~12歳:お笑い芸人やアイドルが人気です。他にもアニメのような子供向け番組の他にもクイズ番組やバラエティ番組なども良く視聴される事が多いようです。
- 子供 13歳~19歳の男女:小学生以下の子供に比べると子供向けのアニメの人気は落ちますが、子供向け以外のアニメの人気は高い傾向にあるようです。その他では音楽番組、バラエティ番組も人気があるようです。この年代になると、ドラマも良く見られているようです。
2.男性
- 男性 20歳~34歳:このくらいの年代になると情報系バラエティも良く見られるようになるようです。その他音楽番組やドラマも良く見られ、クイズ番組などもまだ人気が高いようです。
- 男性 35歳~49歳:ワイドショーのような番組が人気がある一方、バラエティ番組やドラマ、クイズ番組もまだよく見られているようです。
- 男性 50歳以上:この年代になると、時代劇なども良く見られるようになるようです。他にもニュース番組のような高齢の男性が好みそうな番組もよく見られる一方、ワイドショーやドラマなども見られる傾向があるようです。
3.女性
- 女性 20歳~34歳:女性はこの年代になると、バラエティ番組やニュース番組を見る事が多くなるようです。ドラマなどのコンテンツも人気が高いようです。
- 女性 35歳~49歳:この年代でもニュース番組やドラマは人気があるようです。映画のような長い番組も好んでみる人も多いようです。
- 女性 50歳以上:男性と同じようにこのくらいの年代からは時代劇やニュース番組が見られる事が多いようです。その他にもスポーツ中継や情報番組も見られる事が多いようです。
最新のYouTube視聴者層データの活用方法
ここで、最新の視聴者層データについて、その調べ方など情報を加えていきますので、ぜひ参考になさってください。
1.トレンドに基づく視聴者層の分析
2024年現在、YouTubeはさらに広範囲な年齢層に浸透しています。最新のデータによると、特に40代以上のユーザー増加が著しく、動画の視聴時間も年々伸びています。特にショート動画(YouTube Shorts)の普及により、若年層からシニア層まで手軽にコンテンツを楽しむ傾向が強まっています。
このようなトレンドを活かすためには、自身のYouTube視聴者層データをもとに動画の形式やテーマを調整することが重要です。
たとえば、20代をターゲットとする場合は、ショート動画やSNS映えする内容を中心にする一方で、50代以上を狙う場合は、詳しい解説動画や落ち着いたトーンのコンテンツが好まれる傾向があります。
YouTubeショート動画についてはこちらをご確認ください。
2.他ツールとの連携
視聴者層の分析をさらに深めるためには、YouTube Studio以外のツールを活用する調べ方も有効です。
たとえば、Google AnalyticsやTubeBuddyなどを活用した調べ方では、視聴者のデバイス情報や視聴時間帯、地理的な分布など、より詳細なデータが手に入ります。
これにより、単に「視聴者層を調べる」だけでなく、「視聴者層がどのような行動をしているか」も分析でき、次のコンテンツ制作に反映しやすくなります。
しっかりとした調べ方を選択していくことが、ターゲット層が求める動画を提供できる鍵となります。
3.ライバル分析の重要性
また、競合チャンネルの視聴者層を調べることで、自身の視聴者層との差異や共通点を見つけることも重要です。
これには、NoxinfluencerやSocial Bladeといったツールを活用する調べ方があります。これらを使うと、他のYouTubeチャンネルの視聴者層データや人気動画の傾向を把握し、改善のヒントを得ることができます。
競合チャンネルの分析についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
視聴者層に合わせたコンテンツ制作のコツ
1.年代別の効果的なアプローチ
視聴者層の年齢層に応じたコンテンツ制作は、再生数だけでなく、エンゲージメント(コメントや高評価)を向上させる鍵となります。
例えば、10代〜20代向けの場合は、トレンドを意識した動画や、SNSでシェアされやすい短尺のエンタメ系コンテンツが効果的です。また、親近感を持たせるために、インフルエンサーやゲストを登場させるのも良い方法です。
そして30代〜40代向けであれば、実用的な情報(料理レシピ、ライフハック、ビジネススキルなど)の動画が人気です。
具体的で役立つ内容を提供しつつ、洗練された編集を心がけましょう。
50代以上向けとなると、健康、趣味、ニュース解説など、落ち着いたテーマを扱った動画が適しています。文字や音声を大きくするなど、視聴のしやすさにも配慮しましょう。
どの年代がどんな動画を求めているのか分析できる調べ方でしっかりと把握し、エンゲージメントを高めていきましょう。
ターゲットごとに最適な投稿時間が異なります。
2.サムネイルとタイトルの最適化
YouTube視聴者層の好みに合わせたサムネイルやタイトル作りは非常に重要です。
たとえば、若い層向けには明るい色調やインパクトのあるフォントを使い、熟年層向けには落ち着いたデザインと明確なメッセージを重視すると良いでしょう。
また、視聴者層がクリックしやすいキーワードを盛り込むことも忘れないでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
YouTubeの視聴者層については基本的に自身の動画を好む層が視聴する事が多いため、視聴者層はあまりズレていないとは思いますが、狙っていない視聴者層に視聴されている割合が多い場合、その後のチャンネル運営や売り上げの減少に直結する項目であるため、しっかりとした調べ方で、視聴者層を定期的に確認する事をおすすめします。
しっかりと狙った視聴者層に動画を訴求して、YouTubeを効果的に運用していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。