SNSの普及により誰でも手軽に情報を発信したり、影響力を付けたりできる時代となり、SNSを始めた方も多いのではないでしょうか。
その中でもTikTokは圧倒的な拡散力が魅力ですので、TikTokに興味を持ってアカウントを作成してみた方や、投稿をしてみたという方は多いかと思います。
そこで多くの方が直面する悩みが再生回数についてです。
せっかく動画を撮影し、編集して投稿しているので、より多くの方に見てもらいたいと思うのは当然ですよね。
今回はそんな方のためにTikTokのアルゴリズムについて解説していきたいと思います。
TikTokのアルゴリズムを理解するとおすすめ表示されやすくなるので、ぜひ最後まで読んでいただき、自身のTikTok運用に役立てていただければと思います。
アルゴリズムとは?
アルゴリズムという言葉を聞いたことがある方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、言葉は聞いたことがあってもその言葉の意味までは詳しく知らないという方も多いかと思います。
アルゴリズムは「算法」とも言われており、解決したい課題に対して正解を引き出すための手続きや方法とも言われています。
簡潔にいうと何か問題を解決するため、目標を達成するための「方法」や「作業」、「手順」のことです。
成し遂げたいことがあったとき、その目標を達成するために行う作業や手順、方法がありますよね。この作業、手順、方法がアルゴリズムで、この手順通りに遂行すればだれでも同じ結果を出すことが出来るというのがアルゴリズムの特徴です。
例えば、日常生活の中でいうと料理のレシピもアルゴリズムの一種です。
料理のレシピは誰が作ったとしてもその手順通りに作れば同じものができるように書かれています。私たちの身近にもアルゴリズムはたくさん存在していて、私たちは無意識にアルゴリズムを活用して生活しているということがお分かりいただけましたか。
TikTokのアルゴリズムとは?
私たちの生活の中にもたくさんアルゴリズムが存在していることは前述しましたが、YouTubeにはYouTubeのアルゴリズムがあり、InstagramにはInstagramのアルゴリズムがあります。もちろんTikTokにはTikTokのアルゴリズムがあります。
大きくSNSというくくりで見るとYouTube、Instagram、TikTokのアルゴリズムは似ている部分がありますが、TikTokを伸ばしていきたいのであればTikTokのアルゴリズムを理解するべきです。
たとえば、TikTokのおすすめ表示は「ループ型」が採用されており、投稿された日時に関係なく、面白い動画や人気のある動画は何度でもおすすめ表示され、自動的に再生されますが、Instagramは「ストック型」が採用されています。
このようにおすすめ表示される方法や基準が同じSNSでもそれぞれ違っています。
TikTokのアルゴリズムは、動画が拡散される仕組みのことを指しています。
どのようなアルゴリズム(仕組み)なのかですが、TikTokでは5つの項目が重要視されているのではないかと言われています。この5つを基準におすすめ表示するのに適している動画かどうかを判断していると言われていますので、逆のこの6つの項目に重点を置いて動画作成をするとおすすめ表示されやすくなるでしょう。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
1.視聴完了率
途中離脱せずに動画を最後まで見てくれた割合が重要になります。
TikTokは短編動画がメインなので興味関心のない動画はどんどんスキップされてしまいます。開始1~2秒で見続けるか、次の動画にいくかを視聴者は瞬時に判断しているため、ここで視聴者の興味関心を惹くことができるかどうかが視聴完了率に大きく関わってきます。
例えば、ランキングを動画で発表するときは1位が一番気になりますよね。そのため後ろの順位のものから発表していき、1位の発表を一番最後にしたり、どっきり系の動画の場合は今からどんなことが起こるだろう?と視聴者に想像させるような、わくわくドキドキするような文章や映像を冒頭に持ってくるなどして工夫しましょう。
2.視聴時間
どれだけ長く視聴されたかという動画が再生された時間が重要になります。
視聴者が長く見てくれれば見てくれるほど評価されます。
コメントを書いている時間、見ている時間も視聴時間としてカウントされるのでコメントを促すような工夫や、コメント欄を見てもらうような工夫をすると良いでしょう。
3.エンゲージメント(いいね・コメント)
TikTokは他の動画と比べると動画を流し見する人が多く、いいね!やコメントで反応する人が少ないです。そのため、いいね!で視聴者のアクションを多く獲得すればするほど評価されます。また、コメントも同じように視聴者のアクションを図る指標とされており、コメント数は評価の対象です。さらにこのコメントは、前述した通り、コメントを見ている時間もコメントを記入している間も視聴時間としてカウントされるのでコメントは重要です。
視聴者の方がついコメントしたくなってしまうような動画作成や、動画の最後に視聴者に問い掛けをして返事をコメント欄に入力してもらうのも良いでしょう。またこちらからコメント欄にひとこと入力したり、頂いたコメントに対して返信することによって、視聴者の方がコメント欄を見てくれる確率が上がりますので、こういった工夫も重要です。
4.シェア数
TikTokはリンクをコピーするなどして動画のURLを共有することができます。
このシェア機能を利用し、Instagramや Twitter、facebook等他のSNSにシェアされた数が多ければ多いほど評価されます。
この動画のシェアは誰がどこにシェアしてくれたかは把握できませんが、シェア数は数字で表示されます。
5.複数回再生数
1人の視聴者が何度も1つの動画を再生する回数を指します。何度も見たくなるほど面白い動画だと評価され、おすすめ表示されやすくなります。
何度も再生したくなるような高度な加工や編集をしてみたり、何度も見たくなるような面白いリアクション動画を載せてみるなど視聴者の中毒性を刺激するような動画にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
TikTokのアルゴリズムについては理解できましたでしょうか。
TikTokは、動画の量より質が大切です。短編動画なので面白くないと判断されれば視聴者は動画を最後まで見ることなく次の動画に移ってしまいます。
逆に1つ面白い動画を作成することができ、その動画がバズれば、他の動画も再生回数が上がりバズりやすくなります。
また、TikTokは他のSNSと違って各動画300回程は再生されるようにおすすめ表示される仕組みになっています。その平等に与えられたチャンスをいかに掴むかが重要だということです。
フォロワー数や、知名度や認知度の有無に関わらず誰でも動画をバズらせることが可能なのがTikTokですので、まずTikTokのアルゴリズムを理解し、動画投稿をしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。