YouTubeを運用する目的は人それぞれあると思いますが、その目的の中でも多くを占めるのが本業、副業を問わず収入を得たいからというものです。
YouTubeで収入を得る方法はたくさんありますが、どのような方法で収入を伸ばす事が出来るのか?
どのくらいの視聴回数でどの程度の収入になるのか?
知っておくだけで今後YouTubeを運用していく上でのモチベーションにも直結すると思います。
今回はYouTubeにおける収入が得られる仕組みや、視聴回数との関係を解説していきます。
目次
YouTubeで収入を得る方法
広告収入
YouTubeで収入を得る方法として、もっともポピュラーなものが広告収入です。
YouTubeで1度でも動画を視聴した事がある人なら分かると思いますが、通常YouTubeで動画を視聴すると動画の前や間に挿入されます。
自身の投稿した動画を視聴者が視聴した時に挿入された種類によって収入を得る事ができます。
収入の単価は種類によって違い、表示されるだけで収入が得られるものから、クリックされないと収入にならないものまでありますが、目安としては視聴回数1回あたり0.4円~0.6円程度になります。
種類には以下のようなものがあります。
・インストリーム広告
5秒経過すると、スキップする事のできる長めのものです。
こちらは30秒以上経過すると収入が発生しますが、それより短い時間でスキップされると収入になりません。
・バンパー広告
スキップ機能のない6秒以下のものです。
表示される度に確実に収入を得る事ができます。
1視聴回数毎に得られる収入の目安は1再生毎に0.5円程度だと言われています。
・オーバーレイ広告
動画の途中に下の方に出てくるバナーがそれです。
視聴回数を稼ぐだけでは収入にはならず、クリックされると収入になります。
・ディスカバリー広告
PCで閲覧時に関連動画の上に表示されるものです。
視聴回数を稼ぐだけでは収入にはならず、クリックされなければ収入になりません。
クリックされた場合の単価は高いようです。
・アウトストリーム広告
YouTube動画の外に表示されるものです。
モバイル端末を利用しているユーザーに表示されます。
ショート動画で広告収益を得る
2022年に入ってYouTubeショートで広告収入を得る事ができるようになりました。
YouTubeショートをショートフィードから視聴していると、間にショート広告が表示されます。
YouTubeショートの広告収入は自身の動画の単純な視聴回数に応じて算出されます、自身の動画中に表示されたかどうかは関係ありません。
ただし通常の動画に比べて1回の視聴回数に対する収入は高くありません、動画によって差はあるようですが、1000視聴回数毎に1円~2円程度のようです。
視聴回数1回毎の収入を確認する方法
YouTubestudioを開いて左のアナリティクスタブ→上部収益タブをクリックすると上記のようなページが表示されます。
グラフの上にある一番上の「再生回数に基づくCPM」が視聴回数1000回あたりの収入の目安になります。
横にあるRPMは視聴回数の1000回あたりの収入ですが、広告以外のsuperチャットなどの収入や収益化されていない動画の広告収入分も含まれた数字になるため、CPMを見るほうが視聴回数1回毎の収入は分かりやすいと思います。
YouTubeの広告収益以外で収入を増やす方法
YouTubeではクリエイターが広告以外で収入を得る方法がいくつか用意されています。
場合によっては少ない視聴回数でも多くの収入を得る事が可能になるので、これらの方法も戦略に取り入れていく事でより多くの収入を少ない視聴回数から稼ぎ出す事が可能です。
YouTube Premiumからの収入
YouTubeでは有料の会員制のプログラムで月額の費用を支払うことで広告なしで動画を視聴する事ができます。
YouTube Premiumに加入しているユーザーの視聴回数の中で、多くを占めているコンテンツに多く報酬が支払われるシステムになります。
基本的には広告収入の代わりになるものと考えて問題ありませんが、自身のファンの視聴回数の割合で算出されるようなので、広告収入よりも高くなることもあるようです。
YouTube Premiumに加入しているユーザーを独占する事で多くの収入を得る戦略をたてる事も重要になってきます。
SuperChat(スーパーチャット)からの収入
SuperChat(スーパーチャット)はライブ配信中に得られる投げ銭機能です。
視聴者がクリエイターを直接支援できるため、より深いファンを獲得していく事で広告収益の数十倍の収入を得る事が可能になっています。
SuperChat(スーパーチャット)は1視聴者あたり1日5万円までの制限があり、その収入の7割程度がクリエイターに還元されます。
但しアイフォンユーザーがYouTubeアプリからSuperChat(スーパーチャット)を送る場合、アップルにもいくらか取られてしまうため注意が必要です。
対処法としてはPCなどから投げてもらう、サファリを開いてそこから投げてもらう等で現状対処可能なようです。
単純な視聴回数よりも、しっかりと応援してくれるファンをどれだけ獲得出来ているかの指標にもなります。
Super Sticker
こちらはSuperChat(スーパーチャット)とほとんど同じ機能になりますが、YouTubeが用意したステッカーを配信中にチャット欄に投げ銭の金額と共に表示させる機能になっています。
応援はしたいけども、チャットで交流するのが苦手なユーザーが投げてくれる事が多いようです。
SuperThanks
これまでライブ配信以外で投げ銭をする機能はありませんでしたが、こちらは通常の投稿された動画に投げ銭を行ってクリエイターを応援する事ができる機能になります。
またショート動画に対しても投げ銭を行うことが出来るようになるようなので、ライブ配信をしないクリエイターの大きな収益源になる可能性を秘めています。
ただし、まだ一般的に知られていない事も多いので視聴者に知ってもらい、応援してもらえるような工夫が必要なのと、投げ銭を貰えるように視聴回数を稼いでいく必要はあるようです。
チャンネルメンバーシップ
自身のチャンネルのファンが月額料金を支払ってチャンネルのメンバーシップに加入する事が出来るもので、収益の70%程度が収入になります。
動画の視聴回数に左右されずに毎月確実な収入源になる方法のため、YouTubeからの収入を期待する場合、収益化達成後に設定しておいて損のない機能になっています。
メンバーシップの金額は90円〜6000円の間で設定する事ができ、複数設定する事も可能です。
ただ設定しておいて応援してくれる視聴者が善意で加入してくれるようにする事も可能ですが、加入後の月数に応じてスタンプが表示されたり、配信中にチャットで利用できるスタンプを設定したり、メンバーシップに加入した視聴者に限定の配信を行う事もできます。
メンバーシップもより価値のあるコンテンツを提供する事で確実な収入源になりますので、ある程度慣れてきたら充実させていく事をおすすめします。
YouTubeショッピング
YouTubeショッピングの機能を利用する事で自身のストアで販売している商品を表示させて販売し、収入を得る事ができます。
具体的にはチャンネルのストア、動画の終了画面への商品表示、動画やライブ配信への商品のタグ付け、チャットでの商品の固定表示などがあり、商品のPRが目的でYouTubeを運営している場合や、何らかの製品を自身で持っている場合はぜひ活用したい方法です。
まとめ
今回はYouTubeから収入を得る具体的な方法を紹介していきました。
広告収入のような視聴回数によって収入が変動する方法もあれば、メンバーシップやSuperThanksのような視聴回数が稼げなくても収入が見込める方法など、様々な方法がありますので、ご自身のチャンネルに合った収入の増やし方を研究していって下さい。
今回紹介した方法以外にも、ハードルは上がりますが企業からの案件を受ける方法など他にもYouTubeを活用した収入の増やし方はありますので、今後チャンネル運用が軌道にのってきた場合そのような活動をしてみるのもおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。